初めての出力制御

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明けましておめでとうございます。

年末年始は実家でぐーたらしつつ、どうしたら太陽光をうまく進められるか思案し続けてます。と、ふと本日の午後、エコめがねを確認してみると、午前中は順調に発電していたグラフが急にストンと落ちているではありませんか・・・!!まさか、パワコンの初期不良?と一瞬焦りましたが、なんのことはない、これが「出力抑制」ですね。

連係から1カ月ほど経過し、どこか他人事のように思っていましたが、ついに私の発電所にも発動しました。お正月は電力需要が少ないのでしょうね。想定リスクとはいえ、せっかく発電能力があるのにそれを制御するって何かすご~く「もったいなく」感じてしまいます。

余談ですが、こちらのアンケートには即答で「道路に当たっている日光がもったいないと感じる」と回答しました。※同じ価値観の方が多いようです(笑

出力制御、どうにかならない?

っていう課題は当然いろんな方が検討しています。今回、出力制御を自分事として体験して初めて課題意識が芽生えた私。太陽光発電事業家の端くれとして意識が低いことに反省し、少しだけ勉強してみました。

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DR(Demand Response)

出力制御については、いろんな方向性が検討されてますが、昼間の再エネを有効活用できるよう、「太陽光発電の供給量が多い昼間に電気を使いましょう(電気を使う時間をシフトしましょう)」という考え方を

「上げDR」:需要を増やす(創出する)

といい、昼間の電気利用者にインセンティブを与える仕掛け作りも考えているようです。

参考)VPP・DRとは(経産省 資源エネルギー庁HPより)
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/vpp_dr/about.html

「上げDR」って言葉、皆さんご存じでしたか?恥ずかしながら私は今日初めて知りました。再エネに携わっていない方からすると「なにそれおいしいの?」ってな感じかと思いますし、一般大衆に普及させるには、もう少しキャッチーな言葉にする必要がありそうですよね。

上げDRに向けた取り組み例

こんな取り組みが去年の春に実施されていたんですね。「おひさまタイム」というキャッチーなワードも分かりやすくて良いですね!
https://solarjournal.jp/sj-market/28771/

参加者のメリットとしては、上げDRの量(「おひさまタイム」に増加した電気使用量)に応じたインセンティブがある。増加使用量1kWhあたり5円をアマゾンギフト券で還元するというものだ。

出力制御の極小化→再エネは次フェーズへ

出力制御をなくす取り組みからは、再エネを活用した時代転換の流れを感じますね!FITにより「発電量(企業でいう売上に相当?)」はある程度整ったように思います。次の10年では、様々な無駄をなくして「需給の最適化(≒企業でいう利益の最大化?)」が課題ですね。需要家の上げDRだけでなく、供給側の事業者の我々も「蓄電池」の活用などを現実的に検討していくことになりそうです。先日、とある事業者から「14円案件は蓄電池とセットにする」という話も聞いています。過去、過積載で発電量がグーンと伸びたのと同様に、今後は蓄電池でグーンと伸ばせる可能性もあるのかも・・・?

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