地方在住ごくごく普通のサラリーマンが始める「太陽光発電事業」による資産形成
【第7回】 太陽光発電事業成功の確率を高める「初期設定」の重要性 2016/08/01
今回は、太陽光発電事業成功の鍵となる最初の仕組みを作る方法「初期設定」について見ていきます。
太陽光発電事業の成功率は最初の仕組みをしっかりと整えれば高めることができます。
太陽光発電事業は発電した電気を電力会社へ売電し収入を得ることで成立する、ビジネスモデルになります。
購入の段階できちんとした仕組みさえ整えれば、太陽光発電事業の成功の確率は格段に高まることになることでしょう。
商売でもっとも難しいとされる、「販売先」と「回収」が20年間ほぼ確定しているという、非常に安定した事業といえます。
そのために太陽光発電事業においては、「初期設定」が事業の成否に対して占める割合が、他の事業と比較して格段に高いのです。
それでは、今回は設備以外(モジュール・パワコン・架台等)の初期設定で重要なポイントを見ていきましょう。
1つ目は、日射量が十分に確保できる、適切な(魅力ある)物件を選択するということです。
太陽光発電事業は発電した電気を電力会社に売電することで成立します。
発電の少ない、つまりは電力会社からの売電収入が少ない立地の物件では、太陽光発電事業は成立しないのです。
2つ目は、その魅力ある物件を適切な価格で購入するということです。
いくら日射量がよく、売電収入が多い物件でも、購入価格が適正でなければ、結果として利回りは低くなります。
購入後、利回りを上げようと売電量をアップさせるために増設も可能です。
ただ、現実的にはまずは購入時の価格が適正でない限りは、増設の資金を捻出することも困難になってしまいます。
あくまでも事業の対象として判断する場合には、数字(採算)が重要になります。
物件を購入するときは、価格の判断に細心の注意を払わなくてはなりません。
一度購入してしまったら、利回りの上限を上げるのはかなり難しいということを、再度認識する必要があります。
また、適切な価格で購入するとともに、減価償却を大きく計上し、経費を大きく取れるように太陽光の設備部分の価格を大きく設定する(設備の割合を大きくする)必要があります。
この設定も初期設定の重要な要素です。
3つ目は、適切な資金調達をすることです。
「利回り」に応じた適切な金利で資金を調達することが必要。
魅力的な物件を適切な価格で購入しても、金利があまりにも高かったり、借入期間を短く設定したりしてしまうと、利益が出なかったり、キャッシュフローが回らず、その太陽光発電事業はうまく機能しなくなってしまいます。
利回りに応じた適切な金利で、かつ借入期間はできるだけ長く設定することが重要になります。
次回予定は、
【第8回】 太陽光発電事業を成功させるために「最も必要な能力」とは?
前回は、
【第6回】 どうして太陽光発電事業は早く始めるほどメリットがあるのか?
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