地方在住ごくごく普通のサラリーマンが始める「太陽光発電事業」による資産形成
【第8回】 太陽光発電事業を成功させるために「最も必要な能力」とは? 2016/8/5
今回は、太陽光発電事業を成功させるために求められる「最も必要な能力とは何か?について考えていきます。
サラリーマンが副業で行うとはいっても、太陽光発電事業は会社経営と同じです。
それでは、会社経営に求められる最も重要な能力とは、一体どのようなものでしょうか。
それはなにをおいても、「コミュニケーション能力」です。
どんな事業でも、成功の鍵は一人でも多くの協力者を得ることにあります。
事業を行っている方は特によくご存知だと思いますが、人とのコミュニケーション能力なくして事業の成功はありえません。
ましてや、太陽光発電事業においては、その事業スタイルが、基本的には他者(販売店や施工工事店)に任せるビジネスモデルになっているため、コミュニケーション能力は必要不可欠となります。
分譲太陽光発電を販売する販売会社、管理運営するメンテナンス会社、あるいは事業に適した土地を紹介してもらう不動産会社や地域の関係者等に依存する部分が多いからです。
その他のビジネスでも同様でしょうが、特に太陽光発電事業に関しては、他者の協力なしでは成り立たないビジネスだといえます。
この太陽光発電事業のビジネスが成功するかどうかは、協力者との間に良好な関係を築けるかにかかっています。
そのために必要なスキルが「コミュニケーション能力」です。
たとえば、対販売会社の事例を見てみましょう。
太陽光発電所の分譲案件の販売実績が多数ある販売会社は、数多くの購入希望者(新規、リピーター、節税目的の法人等)を抱えています。
そのなかから新たな購入希望者をどの物件に紹介するかは、その販売会社および営業担当者のさじ加減一つで決まることが多々あります。
購入希望者の条件が複数の物件が相当する場合、「好印象な購入希望者から優先的に紹介しよう。感じの悪い人は後回し」と思うのは、当然のことでしょう。
「俺が金を払っている。 買ってやるのだからのだから。」
これは、コミュニケーション能力がない方の典型的な例です。
当然のことですが、高圧的な態度では、良好な人間関係を築くことはできません。
面白いことに、コミュニケーション能力の高い(と思われる)方から順番にいい案件を紹介してもらえるという状況です。
この点はやはり、会社経営者や外部の方との窓口(営業等)を担当されている方やサービス業、個人事業者の方に得意な方が多いようです。
普段、会社を経営していたり個人の信用で商売されている方は、特にその延長線上で販売会社の営業マンや各関係者をいい意味で「うまく使う」ことができるため、販売店との間に良好な関係を築けています。
逆にうまくいかない方は、「すぐに」喧嘩をしてしまう人に多いようですです。
太陽光発電業界は、「今からの」「いいかげんな」業界の部類に入るかと思います。
自身の普段働いている環境との大きなギャップを感じ、つい怒って喧嘩をしてしまうのです。
そして、務めている会社が立派な会社であればあるほどそのギャップは大きくなるため、ストレスも大きくなります。
太陽光発電業界の体質に腹が立つことでしょう。
しかし、太陽光発電事業をするということは、その業界で事業をしていくということです。
最先端のIT業界ではありません。
また大企業や役所的な、個々人の役割がはっきり決まっていて仕事が分担できているわけではありません。
このことを決して忘れてはいけません。
「郷に入れば郷に従え」です。
業界の特性を理解し、まぁそういうものだという前提で販売会社の担当者に接する、そして上手く動かすことが重要になります。
経済産業省の制度が毎年変わるため、国の認定が遅れたり、電力会社の都合で今年稼働の予定が1年以上延期になることも頻繁に起きています。
決して販売会社の営業担当者がいいかげんですべて悪いわけではありません。
一旦落ち着いて相手の立場になって考えてみましょう。
いくら大金をだして購入していただくお客様とはいえ、「自分と相性のいい人」と付き合っていきたいと思うのが、人の心情というものです。
コミュニケーション能力を高める努力をし、関係協力会社に気持ちよく働いてもらえる環境を作る。
これこそが、太陽光発電事業というビジネスの成功につながっていきます。
次回予定は、
【第9回】 どうして「社会貢献」をしたいと思うなら「太陽光発電事業」が最適なのか?
前回は、
【第7回】 太陽光発電事業成功の確率を高める「初期設定」の重要性
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