地方在住ごくごく普通のサラリーマンが始める「太陽光発電事業」による資産形成
【第5回】 どうして株式投資よりも不動産投資よりも「太陽光発電事業」のほうが魅力的といえるのか?2016/07/24
今回は、株式投資や不動産投資と「太陽光発電投資」の違いを見ていきます。
株式投資や不動産投資をしている方の中には、太陽光発電事業にも関心を持っている方も多くいます。
また、太陽光発電事業に興味をもたれているほとんどの方は株式投資を検討した、もしくは実施に投資をした経験があることでしょう。
では、この3つの投資には、どのような違いがあるのでしょうか。
まず一番の違いは、流動性になります。
現状では最も流動性が高いのが株式投資で、不動産は中間、圧倒的に流動性が低いのが太陽光発電所になります。
上場している株式であれば、パソコンやスマートフォンからワンクリックで売買することができます。
実際に売買が完結するまでの時間は、わずか数秒ということになります。
また、容易に換金できるという手軽さもあります。
一方で太陽光発電事業はというと、まさにその対極にあるといえるでしょう。
一般的には非常に流動性が低く、分譲太陽光販売のマーケットの整備もまだまだこれからという段階です。
中古太陽光発電所のマーケットにいたっては、ほとんど整備されておらず、個別に販売店が対応するというような状況です。
仮に査定が順調にいって契約しても実際に売却代金の授受が完了するまでには、最低でも数週間、場合によっては数ヶ月を要すことでしょう。
次に、情報の開示性です。
株式はオープンマーケットであるのに対し、不動産はクローズドマーケットであり、太陽光発電事業は超クローズドマーケットです。
株式が基本的には同じ情報を得ることができるのに対して、不動産はなかなかそういうわけにはいきません。
さらに太陽光発電事業に関しては、まず国の制度自体がよく分からない(毎年制度が変わる)こともありますし、問題ばかりがクローズアップされて拒否反応さえもつ方もいらっしゃいます。
おいしい情報というのは内部や水面下で動いているケースが非常に多いのです。
太陽光発電事業のこれらの特徴は、一見すると相当なデメリットのようにも思えますが、逆の見方をすればチャンスともいえます。
株式投資の本質は「ゼロサムゲーム」
株式投資の場合は売買のチャンスを捕えるには、一日のうち大半をパソコンやスマホの画面と向き合っていなければなりません。
また、売買の判断にあたっては、MBAを取得しているような、いわゆる頭のいいエリートや海外の外国人投資家を相手に駆け引きすることにもなります。
もちろん、大きな資金を持つ者に比べて、個人投資家は不利になります。
それでも、一日中マーケットを分析して投資機会をうかがっているプロに「勝てる」という自信のある方は、株式投資に挑戦するべきでしょう。
ただ、株式投資では、サラリーマンが片手間で始めたところで、自分だけが特別な情報を得ることは現実的にはありえません。
私はサラリーマンとして日中仕事をしながらプロに勝てるほど、自分が優秀で度胸があるとは思っていませんでしたので、現在は自分の生活に強くかかわりのある会社の株式をわずかほど所有している状況です。
一方、太陽光発電所の価格は、数カ月~数年という単位や国の認定制度の変更などで変動いたしますが、株価とは異なりその金額がはっきりと目に見えるものではありません。
また、メガソーラー等の大型の権利売買等の一部を除けば、その価格が頻繁に上下に動くこともありません。
「太陽光発電への投資は終わった。」考える人が多くなるほど、今までの売り手市場から一転しイニシャルコストは下落する傾向にあります。
そして、太陽光発電事業の場合、優良な太陽光発電販売会社と良好な関係を築くことによって、自分にとって最適かつ特別な情報を得ることができるようになることでしょう。
さらに、太陽光発電所には「所有の喜び」という株式投資にはないもうひとつの価値があります。
高級車を所有するのと同様に、太陽光発電所を持っているというだけで、嬉しい気持ちになります。
株式や投資信託、債券などのペーパーの世界とは異なる、クリーンな電気を生み出す「太陽光発電所」という現物を所有する喜びです。
高級車を所有した場合、維持費や修理費はかかっても、1円の収益も生み出しません。
しかし、太陽光発電所は、毎月ある程度の安定した収益をもたらしてくれます。
電気を生み出す太陽光発電所を所有している喜びに加えて、収益ももたらしてくれる。
投資対象としては、最高の対象だといえるでしょう。
次回予定は、
【第6回】 どうして太陽光発電事業は早く始めるほどメリットがあるのか?
前回は、
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