架台設計に向けて、強度計算の下準備

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次の発電所の架台を設計するにあたり、
強度計算で使うパラメータの準備に着手した話。

単管架台だけでなく、スクリューを始めとした金属製架台は
計算だけでは、安全性を担保できないはずです。

というのは、スクリュー架台の強度は、土と架台の摩擦力を
前提としているからです。
(特に対煽り風)

「私の発電所、強度計算書付いてるから大丈夫」
 ⇒ホントですか?
  その計算書、あなたの発電所の土の評価入ってますか?
  土の粘性弱ければ、架台ごと風に持っていかれるっていう
  想定が成立してしまいますよ。

このブログを前から見てるヒトは知ってるかもですが、
私は、自分の発電所で、以前、強度不足疑義で、
経産省の査察を受けたことがあります。

私の場合は、土の評価以前に強度計算書無く、論外でしたが。
その際は、後付けで強度計算書を用意するのに
大変苦労しました。

今回は、過去の経験に学び、
現地土の評価も含んだ形にするため、
実測値を測定することにしました。

以下を今後測定していきます。

1、標準的な深さの打込みの場合
2、深めに打ち込んだ場合
3、1本補強杭を入れた場合
4、2本補強杭を入れた場合

引抜強度強化打ち手評価準備

下の写真の赤矢印の値を、今後測定し、
測定値を元に、架台を設計予定です。

強度計算は、

複雑なロジックを駆使して算出した「はず」を、
さらに多く掛け合わせて、新たな「はず」を導く

流れになっていることが多いですが、

複雑なロジックを駆使した「はず」の多くを、
実際の測定値に置き換えたほうが、
遥かに、実践的で評価も信用できる
と考えています。

この思想は、強度計算だけではなく、
あらゆる分野に対する考え方と同じですね。

〇1つの実績は、100の机上の空論を遥かにしのぐ
〇実力は、雄弁ではなく実績で示すべき

というのが私の考えです。

参考になれば幸いです。

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