そしていよいよ保守点検方法についてです。
まず考えられるのが、目視に拠る点検とサーモカメラによる点検です。
ちなみに前回の記事でご紹介した430メガの発電所だとパネルは172万枚になります。
このパネルを検査する場合、1分で1枚を検査するとして1日8時間働いたら、何日で終わると思いますか??
計算すると約10年掛かります。
子供が生まれて、ちょっと父さんパネル点検に行ってくるわって出掛けて終わって帰ってきたら、子供は小学4年生ってことですww
ということで、効率よく保守点検しましょうってことですね。
そのためには不良箇所の特定を行うのにパルス式加式テスターを使います。
これだとストリング単位で一気に検査できてしまい不良箇所のおおよその特定ができます。
しかもこの機械が凄いのは、天気が悪い日や夜間でも検査可能ということです。
おおよその特定をしたら、不良クラスタを特定できる機械で特定した後、IVカーブトレーサーを使って発電量をチェックします。
不具合によるパネルの交換等を行うには、IV測定を行っているとメーカーを説得するのがスムーズに運ぶらしいです。
西洋諸国では、保守点検は成果報酬で支払われるそうです。
パネルの劣化等を考慮した発電量を計算し、それに満たなかった場合には報酬を支払わないという契約になっているそうです。
日本もそうなっていくだろうということでした。
正直、私はそこまで本格的な機械を導入して保守点検するというわけには行かないので、あまり今回のセミナーが役に立ったとは言いがたいです。
ただ、メンテナンスフリーといわれてきた太陽光については、実はメンテナンスフリーではないという認識が生まれつつある状況というのは確かなようです。
これをビジネスチャンスと捉え、保守点検付きで太陽光を販売する際にも、こういう機器をそろえてしっかり検査しますということで差別化を図ったり、あるいは点検保守業務自体をビジネスにするチャンスがあるってことですね。
操作方法をしっかりと覚えれば、それをマニュアル化して、機器のレンタル業務も良いかななんて思ったりもしました。
ということで、セミナー内容はこんな感じです。
本当に取りとめの無い感じになってしまい申し訳ないです。
セミナーは全国各地でやっているので、興味があればセミナーに参加してみてください。
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