発電量モニタリングの結果から、
ストリング断線と思われる現象が出ているパワコンが2台ほどあります。
今日は農作業が天候不順で殆ど無かったため、ちょっと足を運んで
対応してみました。
(パワコン1台まるまる落ちていれば、すぐ飛んでいくのですが、
1ストリングだと、つい、なかなか、、汗)
対応の目論見は、以下の通りです。
【大枠】
ダメなストリングを特定して、
↓
ダメな箇所を特定して
↓
ダメな箇所の修繕が出来れば修繕する
修繕できなければ、交換パーツを特定し、交換発注する
【ダメなストリングの特定方法】
クランプメーターで電流値が限りなくゼロの回路を特定する
↓
特定した回路の解放電圧を測定し、電圧が出ていないか出ているか見る
【ダメな箇所の特定方法】
〇特定した回路に、それなりの電圧が
出ていなければストリングに、
出ていれば、パワコンorパワコンとの接続部or接続部の施工に問題あり
〇ストリングに問題がある場合、回路の半分あたりで、
PVケーブルを抜き、そこで解放電圧を測定する
それなりの電圧が出ていない方に断線箇所がある
それなりの電圧が出ていない方の回路のさらに半分あたりで
PVケーブルを抜き、やはり解放電圧を測定する
それなりの電圧が出ていない方に断線箇所がある
以下繰り返して範囲を絞って行って、ダメな箇所を見つける。
想定していた道具
〇クランプメーター(写真 左)
私はAD5587を使用。
はさむクリップの輪の厚みが薄く、ケーブルを挟みやすく高評価。
製造中止なのが残念
〇電圧計(写真 右)
私は絶縁抵抗の測定で使っているIR4051-10を使用
電圧計単体だと、もっと安価なもので十分だと思います。
長くなりそうなので、その2に続きます。
参考になれば幸いです。
PVまにあさん
コメありがとうございます
プロ仕様の機器はたくさんあるのですが、
断線というわかりやすい障害は、基本シンプルな機器で十分だと思っています。
断線では無く、低下とか不安定とかは
もっと便利な機械とか精緻な機械があると便利だったり、
必須だったりしますけど。
(発電ムラがレンタルしているシリーズとか
I-Vカーブ取れる機械ですね)
そこまで求められる障害はレアなので、外注のほうが現実解かもですね。
(これから、この手のサービスが広まると思いますし)
メンテ技師さん
コメありがとうございます。
確か1万2000円位で買ったものです。
ACはこのクランプメーターで測ったこと無いですが、DCよりは配線が込み合っていないと思うので、クリップの厚みが薄いという使い勝手の優位性は少ないかもしれません。
配線が込み合っていたり、スペースが無いところの測定は、挟む部分の直径の小ささ、厚みの薄さが使い勝手の過半を決めると思っています。
このクランプメーターは使い勝手素晴らしいですよ。
GoingGreenさん
コメありがとうございます。
そうなんですよ~クリップの厚さに注目していただける方は現場わかってる方ですよね。
高価なクランプメーターは案外クリップが厚く、
直径も大きく、現場作業としては不向きなものが多い印象です。
このクランプメーター、2代目です。
1台、作業服に入れたまま洗濯してしまいました(涙)
これ、とても勉強になります_φ(・_・
yuki2822様
画像のクランプマルチメータ。
これの購入を検討しています。
2から3万円レンジの物で、ACの直流を測定できるものを。使い勝手がどうなのか?そこが気になるところです。
はさむクリップの厚さがそんなに薄いのはきっととても便利ですね。両方ともピカピカで羨ましい! 私の計器はどれも古すぎて何でも大きくて分厚いので使いにくくて。。。すべてアナログ表示。役立つ情報のご提供ありがとうございます。