除草作業の金額と質

(カテゴリ: 未設定)

低圧太陽光発電所の草刈りを外注する場合の金額、作業内容、質について考えてみた。

基本というか最低でも、発電の支障になる草を取り除く作業。これでいくらぐらいの金額が妥当か?

単に、アレイ前に背丈以上の草、例えば、セイタカアワダチソウ、ススキ、が生えている場合は、手刈りまたは自走式草刈りで刈って終い。こういう平面刈りだけの作業なら1万円台で妥当ではないか。

ではパネルのすぐ前にフェンスがあり、蔓草、例えば、クズ、ヤブガラシ、でびっしり覆われて日照を妨げている場合はどうか。

手作業の取り除き、除草剤撒く、どちらにしてもプラス作業が必要。発電に支障がない程度で済ますとしても、五十メートル当たり1万円、作業時間2時間ぐらいはいるのではないか。

 

あるいは、クズなど配線や架台を伝ってパネルの上にまで繁茂した草の除去はどうか。

これも一箇所ずつノコギリで切るなど手作業である。配線切らないようにかなり気を遣う。手が届かない場合は大変である。一箇所十五分、千円ぐらいの金額が妥当か。

 

あるいは、隣地から押し寄せる草木でフェンスが倒壊しそうな場合の除去費用。これは敷地内に越境した草木を切るぐらいなら、刈り払い機で切れる(刈り払い機の正しい使用方法ではない)。まあこれぐらいは平面刈りの一部と考えて別料金とする程でもなさそう。隣地に立ち入って隣地の草木を刈る、というのは別料金だ。そもそも隣地に立ち入って作業するにあたって、地権者の同意があるのが前提である。中には、一歩たりとも入るな、という人間もいる。仕事仲間が敷地周囲でなんかやっていたら隣からヤクザが出てきて小一時間言い争いになったそうである。

 

あと、例えば、直径1センチを超える竹が密集して生えている場合。山林用チップソーをつけた刈り払い機で連続的に切れない植物は、生物学的分類にかかわらず木とみなし、伐採作業ということで別料金。

 

平均的には、平面刈りとフェンス蔓草除去で2万円半ばぐらいの値段になるかと思う。

なお、傾斜地、架台の地上高さが異常に低い、幹線が埋設でなく露出である、フェンスとアレイが近すぎてフェンス回りを歩けない、など、メンテナンス性に難のある発電所に関しては、作業をやる方としてはやりにくいものの、別料金取る程ではないように思う。

 

次に、品質に関して。

電気屋が電気点検で歩く場所、点検のため触れる場所、特にパワコン、集電箱周辺は、丁寧な除草が望ましい。機器にたかった蔓草は除去、通路は地際刈り、刈った草は端に寄せておく、ぐらいは刈る作業のついでにやるのが望ましい。除草作業中にしばしば電気屋と遭遇することがあるが、除草されていない発電所の点検は大変だ、と聞いている。気の利いた業者なら、除草作業後に電気屋行かせるだろう。なお草の移動は別料金とは言え、刈り払い機で刈った草を左に寄せるぐらいはできる。

また、高刈りにするにしても、作業後の見栄えとして、フェンス直線部分の端から端、フェンスの内面と上っぱ、アレイの端から端、は見通せるぐらいの処理が望ましい。だいたい、除草頼むオーナーさんは発電所に来ないので、除草作業の確認はもっぱら写真で、が普通だから、見栄えも大事だ。

 

 

よりそいプラン 太陽光発電ムラ市場メルマガ登録

太陽光発電ムラ市場セカンダリ無料査定



太陽光発電ムラ市場 パワコンの電気代を10分の1に!

コメントを残す