有難い、しかし複雑な火災保険の算定

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以前に書いた、東北地方での大雪で倒壊した発電所の保険額算定がやっと終わった。見積もりとその内訳書を提出して3週間程度待ったら、というか3週間後に催促したら、すぐに返事をくれた。

保険会社の対応は早かったが、それよりも業者の修理見積もり取るのに2か月以上要したのである。辺鄙なところに発電所があると業者の手配に苦労する。

保険会社の算定方法を確認して分かったことは、

1.業者の見積もり(再調達価格)を時価に直すことで保険額が減らされる。時価に直すとは、発電所の稼働年数に合わせた減価償却費を再調達価格から引くということである。
⒉ 再調達価格から、保険対象の設備の価値を増大させるのに要する額は減らされる。保険は現状復帰をカバーするもの、グレードアップはカバーしない。だから例えば、両面パネルが融雪に有効だ、あるいは架台角度30°、最低地上高1mが落雪に有効だ、ということで、元々20°架台片面発電パネルを30°架台両面パネルに変える見積もり取って保険会社に出したら、そのグレードアップ分の金額は減らされる。当たり前であるが。でもそういう見積もりを保険会社に出しても全否定される訳ではないので、ぶっ壊れたついでに改造したい場合は、そういう見積もり取って差額は自分で払えば良い。

3. 現地調査費など、設備の復旧工事そのものでない費用は減額される。現地確認だってタダではないので、ヒドイ。

4. 時価保証の場合、新旧交換差益の減額。再調達価格の保証ならそのような減額はない。しかしその場合であっても、新旧交換差益の支払いは工事完了を保険会社が確認した後という条件がつく。

以上、間違いがあったら教えてください。

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