マイホームとライフサイクルコスト

(カテゴリ: 太陽光発電システム関連記録, 雑記録)

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ライフサイクルコスト(LCC)、自分は初めて聞いた言葉です。
工業製品の企画設計・製造・使用期間内の維持管理・解体処分まで生涯かかる費用の総合計を示したものだそうです。大きな建物だと維持管理費や修繕費が建設にかかった費用の3、4倍かかると言われ、ライフサイクルコストの中でも、大きなウェイトを占めています。

例えば、自分の家、マイホーム。新築して30年間暮らしたとして、毎月の電気・ガス・水道などの光熱費をざっくり計算し、30年分かけただけでも結構な額になりますよね。
それに維持管理費。定期的な外壁の再塗装や床下の防虫工事。けっこう値が張る工事です。
修繕費は、水回り、エアコン、給湯器など頻繁に使う機器にかかります。
給湯器やエアコンは意外と寿命が短く、故障でも保守部品が無くて直せないことがあるのが困りもの。自宅のエアコンは修理ができなくて、総入れ替えになり結構な出費になりました。

これを太陽光発電所に置き換えてみると、月々かかるのは、電気代、借入があればローンの支払い。あとは、土地の賃貸料や監視システム利用費、固定資産税、企業保険など。維持管理では、定期点検費用や除草費用。
始めてみると意外と細々とした費用がかかります。
外的要因で追加で費用が発生する場合も。太陽光の場合は、改正FIT法。看板やフェンスの設置。フェンスは未設置なら大きめの追加出費になります。
維持管理では、パネルより寿命の短いと想定される、パワーコンディショナ、監視システム、防草シートの修繕・交換イベントが来ることが予想されます。

こう考えると、太陽光発電事業も長期的な視野に立った修理保全計画を考え、将来的な大きな出費に備える必要があります。マイホームもそうですが、未来永劫変わらないことはまずありません。
先々のことは、得てして後回しにしがちですが、今のうちから色々考えておき、後で困らない様に準備を怠らない様にしていきたいですね。

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