本日は、少額ながら出資している、あつぎ市民発電所1号機の通電式に行ってきました。
午前中は、発電所現地にて通電式が執り行われました。
現地は、駐車場が無いため、一旦、厚木市民文化会館に集合し、貸切バスで現地まで移動となりました。100名を越える方が参加し、当初予定されていたバスのチャーターは1台から2台に。関心の高さが伺えますね。
あつぎ市民発電所写真集
遮光率を変化させるため、不等間隔で取り付けられたモジュール。
パワコンは、SMA製9.9kW。
液晶ディスプレイに発電状況が表示されています。
架台は、強力な台風に対応するため、当初の計画より強化された構造。
土台は、スクリュー杭に柱をブラケット&ボルトで固定する一般的な構造。
災害対応のためのサービス用コンセントが最初から装備されています。
通電式のあと、厚木市民文化会館の集会室にて昼食。
事前申し込みの仕出しのお弁当を賞味。オーガニックのお弁当で、食材には、発電所の敷地を提供した落合氏の農園で採れた里芋が使用されているとのこと。また画像に写っているみかんは、小田原かなごてファームの小山田氏提供のおひるねみかん。大変美味しくいただきました。
昼食後、関係者の方々の挨拶ののち、あつぎ市民発電所理事長の遠藤氏より、発電所設備の説明が行われました。野立てや屋根設置ではなく、ソーラーシェアリングの市民発電所となっているのが特徴です。
発電所の基本スペックは以下の通り。
【あつぎ市民発電所1号機】
・パネル容量:26.28kW
・PCS容量 :19.8kW
・遮光率(平均):38.8%
前の画像でも紹介しましたが、南北方向に向かって遮光率が4段階に分かれていて、遮光率の変化による作物の生育収量を検証する実証実験施設も兼ねています。
あわせて発電所下農園主で副理事の落合氏より、営農予定の解説がありました。栽培作物は主にサツマイモ、里芋、ジャガイモ、落花生など。サツマイモについては、4段階の遮光率区画、全てで行い収量の検証を行います。
また栽培したサツマイモなどの作物の6次産業化、大学などの研究機関との連携、20年間の営農義務に対応する営農集団の形成などに取り組むとの説明がありました。
農業が主であるソーラーシェアリングにおいて、農業経営を継続することは重要です。発電ありきの設備も多い中、しっかりした計画があることは、出資者として心強いですね。
今後の活動に期待し、応援を続けたいと思います。
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