新電力の電気の調達ルートは基本、以下の4つです
1、FIT電気
2、市場電気
3、非FIT電気
4、自社発電所電気
ピンと来ないかもしれませんが、新電力から見れば、
実は我々発電事業者が産み出しているFIT電気の仕入れ価格は
JEPX価格=市場電気です。
今回、新電力会社の多くは青色吐息ですが、その理由の多くは、
自社のコントロール外である、「1、FIT電気」、「2、市場電気」
が暴騰し、かつ、ヘッジをかけていなかったからです。
(消費者に市場変動リスクを持たせている商品の場合は、
ヘッジはかかっていますが、この暴騰では消費者が逃げ出します)
保険業界など、他の業界では常識であるヘッジをかけていなかったところは
経営の問題だと思いますが、
(後出しじゃんけんな気もしますし、あまり言いたくはありませんが)
今後の動きとしては、「3、非FIT電気」、「4、自社発電所電気」
に力を入れることになるはずです。
(内容によってはFIP電気も有効なチャネルになるかもですが、
現段階では、まだ何とも言えないですね)
今回のJEPXの暴騰は、FIT電気の市場価値を暴落させ、
結果として、非FIT電気を加速させることに繋がりそうです。
もっとも、新電力、結構今回退場になる会社多いと思います。。
〇買う側から見たときのFIT電気の信用の著しい棄損と、
それによる非FITの加速
〇新電力の間引き
これは政策としての意図なのでしょうか、
それとも、想定外なのでしょうか。
事業家としては、いろいろな追い風が吹くので、
政策には乗りたいところです。
参考になれば幸いです
KOZOさん
コメありがとうございます。
市場の歪みですよね(笑)
ここに書くと、いろいろ波紋を呼びそうなので、
個別にメールしますね。
Yukiさん
非FITのことは、まだまだ勉強中なのですが、非FITで売電する場合、JEPX価格の価格で売れるのでしょうか?あるいは現在の売り先と契約している価格となり、その売電先との価格交渉が必要になってくるのでしょうか?非FITされているYukiさんからすると、超初歩的な質問で申し訳ないのですが教えてください。今回のような高騰もですが、下落も想定しながらのリスクヘッジをどのような形でこなしていく必要があるのか興味があります。
PVまにあさん
コメありがとうございます。
FIT電気は新電力からすれば、定量的には全く意味ないですね。
JEPXで同額で買えますので。
しかも環境価値も無いという。。
販促要素(うちは環境に優しい電気使ってます)はありますが、それだけです。。
非FIT電気はチャンス到来でしょうか。
もっとも、リスクマネジメントを怠ると、今度は非FITに突っ込んだ発電事業者が青色吐息になりますが。
FIT電気の仕入れ価格=JEPX価格=市場電気。なんですね。_φ(・_・
JEPXの暴騰は、固定価格のFIT電気の市場価値を相対的に暴落させると、確かに。
ここら辺弱いなぁと思いますので、勉強したいと思います^ – ^ありがとうございました