再エネのエンドユーザーを見て思っていること。
電気は無形物です。
太陽光発電であろうが、
風力発電であろうが、
水力発電であろうが、
火力発電であろうが、
原子力発電であろうが、
そして、太陽光でも、
乱開発した発電所でも、
住民の反対運動が起きている発電所でも、
景観に最大限に配慮した発電所でも、
草ぼうぼうの発電所でも、
防草シートで雑草皆無の発電所のでも、
草刈で近隣に雇用を産み出した発電所のでも、、
1kwhは同じ1kwhです。
これ、価値は同じだと思いますか?
儲かれば正義=「拝金絶対主義」の観点では、
エネルギーとしての価値は同じ
なので、同じってことになる気がします。
ただ、再エネの場合、エンドユーザーを見ていると、
価値の大きさは違う、が正しい気がするんですよね。
安さだけを唄わない新電力各社(環境派新電力)の顧客は
・原子力発電の電気には、お金を出したくない
・環境破壊発電所の電気には、お金を出したくない
・環境に優しい、近隣に指示されている、
キチンと運用されている再エネには、
多少なら、余分にお金を払っても良い
っていう属性の方々で、しかも結構な人数居ますね。
また、企業もSDGsを唄っているところが増えて来ています。
これは、儲かれば正義=「拝金絶対主義」
とは違う志向性から来ているのは明らかです
エンドユーザーが「拝金絶対主義」で無い以上、
再エネ業界でビジネスをするなら、
儲かれば正義=「拝金絶対主義」は間違った考え方
だと思うのですが、いかがでしょうか。
マクロな観点からは、
儲かれば正義=「拝金絶対主義」にこだわるヒトは
再エネとは違う、固い表現なら理念、柔らかい表現なら好き嫌い
の影響が少ない業界での勝負のほうが向いていると思います。
FITが、エンドユーザーを見る必要が無い
イレギュラーな世界だっただけで、
基本、エンドユーザーと志向性が合わない領域でのビジネスは、
成功しずらいと考えるからです。
ミクロな観点からは、
non-fitで、新電力に電気売りたいって考えるヒトは、
違法でなくても、拝金絶対主義を元に、
コストをケチって、環境破壊発電所は作らない方が良いでしょうね。
また、近隣からクレームを受けないよう、
キチンと運用する必要があるでしょうね。
環境派新電力の方が、発電所にこだわる分
高値提示になると思いますので、
結局、拝金絶対主義に陥らない方が、
お金儲けの観点でも、有利になると思います。
(環境破壊発電所、野良発電所の電気は、そもそも買わない。
一方、これっていう適合性高い発電所に、高値提示をする)
環境派新電力の顧客は、
拝金絶対主義では無く、
固い表現なら理念、柔らかい表現なら好き嫌い
を優先する志向が強い属性群なので、
変な発電所や、拝金絶対主義の組織やヒトと関わると、
顧客の反発や離反を招く、と、環境派新電力は考えるからです。
SDGsを志向する企業群に直に営業をするときも、
同じような話になると思います。
「安くなるから」だけで話を突っ込んだら、
高い確率でコケたり、後からリプレースされると思います。
参考になれば幸いです。
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