商売相手との目線合わせの大事さを再認識
先日、新規案件の、主に高低差の測量と地盤調査に行ってきました。
測量はスムーズに進みましたが、
地盤調査の為のくい打ちが、
レンタルした油圧杭打機の不調で、杭打設できませんでした。
症状:
杭打機と、杭打機の動力を提供する機器(パワーユニット)
の接続部から、多量の油漏れが発生
(下の写真は別現場のものですが、機器と事象の説明用)
レンタル会社からは、翌日の交換品の現地への届けといった
リカバリー手段を提案頂けたのですが、
我々側の翌日の稼働が確保できず、
(別現場での予定あり)
返金対応になりました。
翌々日返却に行きました。
動作検証したのですが、油漏れは発生せず、正常動作します。
レンタル会社からは、返金は出来ない旨の申し入れがありました。
こういうことを記すと、返金交渉の記事かあ、
と思われるかもしれませんが、
リピーターとして、継続取引を考えている場合、
ここで気にすべきことは、
返金交渉ではなく、類似事象の再発防止だと思います。
金銭的な損害という観点では、レンタル金額は2万円にみたず、
自分も含めた関係者の稼働の再確保とスケジュール合わせ
のほうが、遥かに高額で難易度も高いからです。
(関係者の方々のご厚意で、請求は実費位しか来ないと思いますが、
実質は関係者計20万円を超えるというのが私の見立てです)
レンタル会社に、類似事象を減らすにはどうすればよいか、
提案をもらいました
⇒レンタル前に、実際に接続し、使う担当者(多分私)が
実際にレンタル場所で動作させる
動作したら、配線は外さないで。そのまま移動
レンタル会社の担当の方は、当初、レンタル費用のせめぎ合いを
想定されていたようでしたが、
今、正常動作する以上、返金は不要なので、
今度借りた時に、再発しにくいオペレーションを
提案してほしい旨伝えると、
親身になって、考えてくれた上、
2泊3日料金を、当日借り当日返し料金に減額してくれました。
本件、全額返金交渉で論破したとすれば、
きっと先方からの再発防止提案はもらえなかったと思います。
(提案の結論は、上に書いた通りですが、
実際には、お互い提案を他に数種類出し合い、
話し合いが出来ています)
学問ではなく、商売なので、
対決して論破は愚策で、
同じ方向を見るよう仕向けるのが良作
だと思います。
参考になれば幸いです。
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