先日記事った、朝だけ絶縁抵抗エラーの、原因切り分け調査に
9月25日に行ってきました。
日別のパワコン毎の出力波形は以下の通り。
9/22はエラーが出ませんでしたが、残りの日はことごとく朝起動せず。
なので、朝行けばエラーを出して停まってて、
エラーが出ている状態の試験値が取れるだろう
という目論見で、朝6時に現地入り。
ところが、、
その日に限って、正常稼働してました。。
「現場あるあるだなあ」って思いながらも、
動いている状態の絶縁抵抗試験でも、
・回路側に問題があるなら、絶縁抵抗値が低い回路が見つかり、
原因のあたり位付くだろう
・いやいや、伸び縮みで接触不良を起こす系だと、ON-OFF系障害で
原因のあたりは付かないかな。。
色々思いは湧いてきましたが、せっかく現地入りしたので、
絶縁抵抗試験はすることにしました。
各ストリングの極とアース間抵抗値、
メーカー推奨値:1MΩ以上
エラー検知仕様:200kΩ以上
に対し、試験結果は、
全ストリングの正、負極 と アース間は
全て100MΩ超でした。
・ストリング側であたり付かなかったな。。
・でも、絶縁抵抗エラー出てない状態での試験だったから、
回路側に、接触不良などのON-OFF系障害があるのでは?
ってメーカーさんに言われるとキツイな
など思いながら、試験を終えた後、
パワコンを起動してみたところ、
⇒「絶縁抵抗エラー」が出ました。
やった!と言うのは不謹慎ですが、
回路側に絶縁抵抗エラーが無い状態で、
パワコンを起動して、絶縁抵抗エラーが出るのは、
パワコン側の絶縁抵抗検知機能に不具合がある
という推定になると思います。
結局、絶縁抵抗試験当日の出力波形はこんな感じになりました。
週末にメーカーさんに交換機器送付依頼をかけましたので、
月曜日に話し合いになると思います。
それにしても、今回の機器、連係日からのものではなく、
不具合で交換した機器です。
メーカー延長保証10年付けていますが、
それ以降どう運用するか、いろいろ考えてしまいました。
今のところ
案1、同一パワコンを使っている発電所のいくつかの
パワコンを全とっかえし(土地所有発電所)
パワコンを変えずに運用する発電所のパワコン交換用に回す
(土地賃貸発電所)
案2、有償で交換機器をメーカーから買い続ける
いずれかになりそうです。
参考になれば幸いです。
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