経済学、学習の過程で。

(カテゴリ: 独り言)

経済学の勉強を進めている中で、ジニ係数 と ローレンツ曲線 について調べておりましたところ、あるウェブサイトに、次のような記載がありました。

● ジニ係数が0の場合:ある集団の所得分配が完全に平等な状態。つまり、格差がまったくない状態。

着目すべきは、「つまり」以下の部分。

前半の

○ある集団の所得分配が完全に平等な状態

は良いとしても、後半の

○格差がまったくない状態

という表現には、些か首をかしげるところがあります。

ジニ係数ゼロは、あくまで 「所得の分配に差がない」 ことを示しているに過ぎず、それがそのまま 「格差が全くない」 と同値であるかといえば、必ずしもそうではないことはいうまでもありません。

そもそも「格差」なるものを、所得という一変数だけで語り切れるのか。

これは語の定義以前の問題でありまして、時折見かけるこうした“わかりやすさ優先”の説明には、どうにも馴染めないところがあります。

もっとも、入門者向けに簡潔に示した結果と、ここは、無理矢理にでも肯定的に理解することにいたします。

また、このジニ係数という数値は、単純に「小さい=良い」と扱われがちですが、

・ジニ係数がゼロに近い → みんな揃って所得貧困にあえいでいる

というケースもあり得るわけで、指標の数値だけをもって判断することの危うさも感じます。

ニュースなどで語られる「数字」について、その背後にある 導かれるプロセス を知ることで、物事を少し深く考えられるようになる。

今回、経済学を学んでみて、その点に気づけたのは良かったと思っております。

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