2019年消費税10%になる問題。消費税還付は本当に最善の選択?改めて計算してみた。

(カテゴリ: 消費税還付)
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太陽光発電に関わる人なら誰もが知っている消費税還付。
2000万の設備購入なら、おおよそ8%の160万円が確定申告後に戻ってくるこの制度。
フルローンなら手出しなしで160万を早期に作れて、投資スピードを加速できます。

もちろん私も以前から課税事業者になり、消費税還付して、投資スピードを加速するぞ~!!
と考えていました。

が、消費税が10%に上がることを考えた際、一瞬、本当に消費税還付をすべきか疑問に感じました。
私の場合、消費税8%のタイミングで設備を購入します。そのため、もちろん消費税還付は購入金額の8%です。

が、しかし!課税事業者として支払う税金は今後3年間(複数基進めると4年?)10%になります。
これってなんとなく損した気がするのは私だけでしょうか?

ってことで計算してみた。

■前提条件

・設備費:1550万(うち、消費税115万)※設備取得時点は消費税8%
・年間売電予想額:185万(消費税別)※FIT18円、99kwを想定

■消費税還付する場合

8%の消費税還付額:+115万(収入)
3年間消費税支払い額:185万×10%×3年 ≒ -55万(支出)
(参考)8%のままだった場合:185万×8%×3=-44万(支出)
3年後の収支:+60万円

■消費税還付しない場合

消費税還付額:0万
3年間消費税の追加収入:185万×10%×3年 ≒ +55万(収入)
3年後の収支:+55万円

■考察

あれ?消費税還付には、
①「早期にキャッシュを作れる」
②「3年後に免税事業者に戻り、その恩恵を受けることで総支出も抑えられる」
この2つの旨みがある仕組みのはずでした。
が、還付金8%、支払い消費税10%という”歪み”のせいで、②の旨みが消えています。
それどころか、売電額の上振れや、2基目以降の購入が年度違いになる場合、課税事業者期間が1年延長、②は消費税還付を実施するとデメリットに変わりえます。

この”歪み”が発生するタイミングは、消費税還付の効果が最少になってしまうんですね^^;
とはいえ、早期にキャッシュを回復できる①のメリットは健在ですし、②は2基目以降の購入が年度違いにならない場合、大きなデメリットにはなりません。
※課税事業者期間が1年延びた場合、1基目については、消費税還付しない場合に比べて、総額で約33万マイナスになる。

来年度、一気に3基いけるか・・・?
そもそも4基以降やらないの・・・?
16円でもやれるのか・・・?
うーむ、うーむ・・・


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4 Comments

借金大好きhamasakiさん

highlowsさん

融資という考え方をするとまた少し変わります。

わかりやすい例はフルローンを組んだ場合です。
消費税金額も融資してくれる形ですので半年後にいきなり消費税分が手元に帰ってくるのは大きな差です。

消費税分だけオーバーローンを引けたという解釈ができます。

highlows

こんにちは。はじめまして。
消費税還付の件ですが8%の時も10%の時も売電額に対して電力会社からそれぞれ上乗せされて入金されるので手残りは変わらないのではないでしょうか?電力会社から入金された消費税分をそのまま国に返すだけですよね?
還付金も設備に対して払った分が戻るだけなので8%も10%も同じ気がしますが…。
違ってたらすみません!

太陽光を始めたいサラリーマン

コメントありがとうございます!
2基目までは同じ年度内にやれそうなので還付金は
230万程度。ただ、これを年利2-3%ぐらいで運用しても3基目が年度跨りになった瞬間、全体収支としてはマイナスに転げ落ちてしまうため悩ましいです^^;

消費税還付はしなくていいかなと思い始めてます。

借金大好きhamasakiさん

これは悩ましいですよね。

1000万円の壁も10%になった時に変更される可能性もあると思います。

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