昨日、新電力がFIT発電所を買った時、市場価格が高騰すれば
〇電パワーグリッドはウハウハ?を記事りましたが、
ごましおさんから、市場価格が低迷すれば逆噴射じゃね?
という質問を頂き、その回答を作ってて気づいたこと。
新電力がFIT発電所の電気を買うと〇電パワーグリッドは、
絶対負けない取引になっています。。
下図は、市場価格が低迷している場合の、
新電力がFIT発電所の電気を買った時のお金の流れです。
市場価格が高騰した場合は、送配電事業者は、新電力から
高騰した市場価格で電気を売って大儲けになると思うのですが、
市場価格が低迷した場合は、消費者が払う再エネ課徴金を財源とした
交付金を買取費用の差額として受け取るルールがあるので、
損しないことに気付きました。
これって、送配電事業者は「得する」か「損しない」しか無い
取引ですね。。
もっとも、市場価格低迷時に、交付金をもらうのではなく、
戻しているのなら別ですが。
実際のところ、どうなんでしょう。。
戻していないのであれば、昨日記事ったように、
「FIT発電所の電気を新電力会社が買った場合については、
・買取は新電力会社が行い
・送配電事業者は託送料を受け取る
商流にすべき」
であり、
「FIT発電所の電気を新電力会社が買った場合については、
交付金の受取は、送配電事業者ではなく、新電力になるため、
(今は送配電事業者が買っているので、交付金は送配電事業者が
受け取ってますが)
新電力の負担額は、その発電所のFIT価格+託送料が上限値。
(市場価格高騰期は、市場価格>FIT価格の為、交付金ゼロなので)
な気がするのですが、いかがでしょうか。
結果として、新電力救済策になっていますが、
インバランス料金に上限を設けるより、
よほど筋が通っていると思います。
参考になれば幸いです
kozoさん
コメありがとうございます
オーバー200円との差となると濡れ手に粟が過ぎますよね。
リスクマネジメント?も度が過ぎると、
ゲームのルール変更(政策、行政指導)を強いられますから、
このまま巨額ホールドとはいかないとは
思うんですけどね。。
ごましおさん
コメありがとうございます
質問頂いたおかげで、「そういえば、、」で気づけました。
今この金額があまりに巨額なので、某審議の場では取扱いテーマになっているようです。
さすがにこの金額の濡れ手に粟は不味いですからね。
某パワーグリッドさん、いい仕事してますねえ。よく言えば、リスクマネジメントがしっかりしている。悪く言うと・・・。やめときます。
この図はいいですねー。すごく勉強になりました。
ありがとうございます。