以下、私が直感的理解するための表現なので、
厳密には違っているかもしれません。
設計など厳密な利用シーンでは、必ず裏を取ってください
○定格感度電流
定格感度電流の意味:
漏電している電流=「電路以外」に流れ出る電流で
漏電ブレーカがトリップする電流値
一般には
30mAより高感度のものは人体保護用
100mAより低感度のものは火災保護用
○AF、AT
AT:アンペアトリップ、ブレーカーがトリップする電流値
AF:アンペアフレーム、ブレーカー外形のサイズ
=ブレーカーが破損する電流値
ブレーカーがトリップするよりも早く、AF値を超える電流が流れると
ブレーカーが破損します。
なので、トリップするまでの時間もパラメーターになっている。
○極数、素子数
P:極数→電極の数
E:素子数→過電流に反応する電極の数
例:単相200V3線式:3P2E
電極は3つ(L1、N、L2に対応する電極)ですが、
N線は大地に設置しており、電流はほぼ流れないので、
過電流を検知する素子Eは不要
よって E=2
参考になれば幸いです。
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中性線のトラブルってそんなに多いんですね。。
単相200Vは100Vも200Vも取れて便利だと思っていましたが
故障で100V回路に、大きい電圧がかかるリスクを考えると怖いですね。。
私の発電所、ほぼ三相なので、3P3Eしか選択肢が無く、
中性線あまり意識していませんでしたが
秋口に連系予定の発電所は久々の単相なので、非常に参考になります。
中性線のトラブルの事を考えると、単相でも3P3Eを採用したほうが良さそうですね。
ありがとうございます。
中性線のトラブルは、現場ではよく起こります。電力さんが行う年一度の法定点検で何度も遭遇しました。我が家では、R位相線が台風で切れました。応急的にT位相線につなぎかえて生かした経験もあります。
爆発するのは、ブレーカーではなくて、接続されている負荷ですが、通信機器(200万)が取り換えとなった事もあります。今は、電圧範囲が100V~250Vになっているので壊れないと思います。
沖縄首里城火災もこれが原因ではないかと思いますが、誰も取り上げてくれません。
問題は、太陽光施設ですが、N(中性線)に電流が流れる事があります。0.1A程度の場合は、RとTの発電力のバランスに差が出た場合、20AとかR相に流れる電流と同じ値の場合もありました。これはパワコンの半分がハングアップして「片肺」状態になっていました。N線の電流値は0のはずです。この値を監視していると太陽光の健康状態がわかります。
sun33さん
コメントありがとうございます
端子そのものの名前?で呼ぶのでしたら、R,N,Tですよね。
私の場合、繋ぐ線をイメージして書きました。
L1(赤)、L2(黒)ですね。もちろん赤、黒は直流を意味しません。
そしてご指摘の通り、位相は違っています。
Nについては、0前提でブレーカーを選ぶ想定で3P2Eですが、
sun33さんご指摘のように、トラブルを想定するのであれば
中性線欠相保護付を選ぶことになるんですよね、きっと。
私はブレーカーの爆発には遭遇したことがありません。
遭遇したくはありませんが(汗)
そういう意味でも、中性線欠相保護付は必須なんでしょうね。
勉強になります。ありがとうございます。
>電極は3つ(L1、N、L2に対応する電極)
接続端子は3、交流ですから+-の極性はありません。位相が違うので(R、N、T)ではありませんか??。
N(中性線)は、大地と接地されている為、大地間電流は、0のはずですが、実際には、わずかに電流が流れる事があります。原因は、アース抵抗(10Ω以下)が高い、端子ネジの締め付けがゆるい。太陽光の場合、のぼり電圧の電位差によってもN端子に電流が流れます。クランプメータで測定して0ならOKです。このN(中性線)が断線すると200Vの電圧が負荷にかかるため、爆発します。
私は、仕事上3度経験しました。
この中性線の電流を常時測定しています。それによって太陽光施設の健康管理をしています。