パワコンのストリングエラー発生のあたりを付ける方法

(カテゴリ: 未設定)

少し前から、ちょっとブーム?になっている
パワコンエラーについてです。

パワコン1台停止は見てれば気付けるけど、
ストリング(直流回路)単位の不具合って、
なかなか気づけないよねっていう話について、

不具合が起きているかどうか、
ざっとあたりを付ける方法について、超私見を書いてみます。

前提:
 〇マルチストリングでないパワコン
 〇パワコン間で、ストリング構成は全て同じ

ストリングに不具合が無いケース:
 曇りや雨の日には、あまりパワコン間で発電量に差が無い
 (晴れの日は、引込柱や電柱などの影響を大きく受けるが、
  曇りや雨の日にはそれほどでも無いので)

ストリングOK

ストリングに不具合があるケース:
 曇りや雨の日にも、パワコン間に発電量の差が大きい。
 (影の影響が無いのに、発電量に差があるのは、
  ストリングの構成要素(パネル、配線など)の
  不具合が考えられる)

ストリングNG

マルチストリングパワコンは、
ストリング構成が違ってたり
(≒ストリング構成を合わせようとしないことが多い)

ストリング間の違いを補正する動きを、パワコン側でするので、
今回の見方でどの程度あたりが付くかは、何とも言えません。

ストリングの不具合って、大きくは「断線」と「出力低下」
に分かれると思います。

ストリング構成が同じなら、断線には気付ける気がするのですが、
出力低下は、パワコンが上手く取り繕う動きをするので、
気づけない気が。。

そのあたりは、マルチストリングパワコンに詳しい方の意見を
訊いてみたいです。

参考になれば幸いです。

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7 Comments

sun33

現在、開発中なのでパネル温度と外気温度を求めています。
-これから-
・これから、パネル温度から外気温度を引いて純粋なパネルの発電電流温度をだします。
・それによって温度から発電量の近似値と収入見込みをだします。
・このグラフからパワコンの温度抑制値がわかりましたので空冷ファンを取り付けます。
それで発電量比較を行います。

パワコン空冷をして効果があるのか、数値で提示予定です。
毎日、着実に確実に進捗しています。

yuki2822

sun33さん
コメありがとうございます
今日2,3回見てましたが、これファンで温度制御してるんでしたっけ?
グラフにパネル温度、パワコン温度、発電量の説明が見たいです。。
お手すきの時によろしくお願いします。

sun33

サーモカメラでは、54度と53度の違いなんてわかりません(でした)。連続的に測定して比較して初めて100%稼働していない事が特定できます。
晴れの日の差は、「影」の影響ではなく、「温度抑制」が原因の様に見えます。パナの温度抑制の設定温度はパワコン「45度」パネル温度で「40度」でした。
測定して初めて検証できました。

ついに公開します。
下の方に故障時の波形もつけています。
夜中の24時になったので、昨日のデータは保存されてしまいました。明日朝から確認してみて下さい。

http://125.204.96.80/temp/
(しばらくしたら見えなくなります)

原因追及の為の測定アイデアがあれば、プログラム書きます。ヨ

yuki2822

sun33さん
コメありがとうございます。
そうですね、、不具合パネルがわかっている場合は、
sun33さんのアプローチで行けるような気がするのですが、
多分、故障のあたりを付ける場合は、大抵はパワコン周りの計測値から
だと思うのです。
パネルの温度で不具合パネルを特定するアプローチは、
準備力、段取り力が高いプロジェクトには適合性高そうですね。
後は、適当プロジェクトでも、ドローン空撮で精緻な温度がわかる仕組みがあれば
似たアクションが出来るかもしれませんね。

yuki2822

メンテ技師さん
コメありがとうございます。
私がマルチストリングを理解しきれていないのだと思っていますが、
マルチストリングの基本機能は、
まず第一にストリング間の電圧を揃える(昇圧)だと思っています。

ですので、パネル劣化による電圧低下はカバーしてしまうと思うのですが、
断線の場合は、もともと繋がっていない構成と同等と見てしまうので、
出力が1回路少なく、曇りや雨の日の、過積載をもってしても、
パワコン出力に到達しない日の場合は、他パワコンに比して常に出力が少なく
おなじグラフに描画すれば気付ける気がするのです。。
(MMPT機能ではカバーしきれないと思っています)

是非、田淵電機のエンジニアさんに訊いて頂けると嬉しいです。

sun33

私が、聞いたのは、該当のパネルに黒い布を被せて発電を停止してそれが、データにどの様な結果になるか見てみればわかるとの事です。

私の提唱する方法は、該当のパネルの表面温度をリモートで測定して生死を判別する方法です。100%動いていないと当然、他のパネルとは、温度差が出てきます。この温度差で微妙なストリング毎の故障を特定する事が出来ます。遠隔地の施設に有効かもしれません。

メンテ技士

yuki2822様
私もSMAの三相を持っています。
SMAの場合はそれで宜しかろうと思うんですが、マルチストリングのやつですよね。データからどう拾うか。今度、田淵電機のエンジニアを捕まえて聞いてみようかと思います。過積載バリバリだと気付きにくい様に思えるんですよね。過積載が少ないとパワコン間の較差を点検すれば直ぐにわかりそうなんですが。

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