ずっと本ブログを見て頂いている方はご承知かと思いますが、
私の発電所の1つは、経産省から、
「架台の強度不足では?」
「強度上問題があるかどうか、構造計算書で示せ」
「強度上問題がある場合は、対応案も示せ」
という指摘を頂き、対応を進めています。
検討の結果、
「あおり風でアレイ毎持っていかれるリスク有」
という結果が出て、対策を検討しています。
私は対策の方向性として、以下の2つがあると考えています。
〇方向性1、重量で対応(≒重いコンクリート基礎を付ける)
〇方向性2、杭の強化で対応(≒特殊な杭を追加で付ける)
方向性1はおおよそ見えているのですが、
方向性2のソリューションとして、
おおよそ見ている方向性1を凌ぐ可能性の高い、
有望なものを見つけましたので、
その評価を進めることにしました。
方向性2のソリューションの評価軸は以下2つです。
〇評価軸1、効果(=引抜強度)
〇評価軸2、施工性(=作業の難易度)
「特殊な杭メーカーの担当者の指導と立ち合いの元、
自分で数本施工し、その後引抜試験をする」
ことにしました。
評価軸1、効果について
実態の数値は一定期間経過した後があるべき姿ですし、
メーカー担当者の方曰く、
「一定期間置いておいた方が、数値としては高くなる」
ということでした。
そのため、以下の進め方を採用しました。
〇一定期間置いておいた後の数値を引抜試験結果とする
〇ただし、効果の検討を付けるため、
打ち込んですぐの値も参考値として取得する
評価軸2、施工性について
施工性の評価軸はさらに2つに分かれます
評価軸2-1、杭の打ち込み
評価軸2-2、打ち込んだ杭のアレイへの固定
上の評価軸について、試験を行いました。
長くなりそうなので、次回にその現場作業シーンや、
数値を紹介して行きたいと思います。
参考になれば幸いです。
KOZOさん
コメありがとうございます。
うまくすると今回の解決策、多くの単管架台の福音となる可能性を多分に秘めていると思っています。
その2も書いてみましたが、まとめる能力が低く、うまく伝わらないのが残念ですが、、
まなSUN
コメありがとうございます。
ホントようやく、一緒に考えていけるパートナー会社様を見つけることが出来ました。
記事に少し書きましたが、
コンクリート補強一択だった時期もあったのですが、汎用的、かつ安価な別の解決策も出てきました。
なかなか大変・・・。
実際に強度クリアできているかどうかは別として、世の中にNG案件が多いという理由で、タキゲン以外の単管架台は目を付けられやすい傾向があるようですね。
頑張ってください!
やっとパートナーが出来たんですかね?まだまだ奮闘が続きそうですが、ご武運をお祈りします(>人<;)