横浜市が東北の市町村と再生可能エネルギーの活用に関する協定を結んだと報道されました。
引用先:https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/020611950/?i_cid=nbpnxt_reco
横浜市は、2050年までに温室効果ガス排出量をネットゼロにする計画です。それを実現するための協定でもあるようです。
神奈川県は平地が少ない県ですが、横浜市もかなり山がちです。鉄道の駅にも「〇〇台」とか「△△ヶ丘」といった駅名が結構あります。
平らなところには家屋や商業施設があるので、太陽光のようなスペースが必要な大規模な再生可能エネルギー施設をつくるのは、難しいのでしょう。
沿岸部に風車はちらほら見かけますが、こちらもそれほど増やせないのでしょうね。
協定した市町村の中で、一番早く調達が始まりそうなのが、青森県の横浜町だそうです。同じ横浜で奇遇ですね。横浜町では、町営の風力発電所を運用していて、企業が4月に着工する風力発電所が稼働する2年後には、町内の消費電力の10倍も発電できるとあります。
地産地消で余剰になった電力を都市部で活用できれば、地方にとっても都市部にとってもメリットがありますね。
いままで地方に設置された大規模な発電所は、大消費地である都市部のメリットが大きかったですが、今回の取り組みは地方と都市部の新たな関係を構築する試金石となりそうですね。
たとえばの話、今は大手電力に売電していますが、それを再エネ比率の高い新電力に売電先を切り替え、横浜市など自治体の需要家が使用してくれれば、横浜市の温室効果ガスの削減に貢献しているということになるかな。
大手電力に売電していないことが、金融機関の融資に影響するなら新電力に切り替える方も増えるかもしれませんね。
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