本日の日経クロステックの記事です。
引用先:https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/021311969/
千葉大学とNPO法人「地域持続研究所」の実態調査ということで、農業委員会に対するアンケート結果も掲載されていますね。記事によると「太陽光モジュール下では、十分な営農ができない」と考える委員会が約6割、「わざわざ農地の上で発電しなくても」と考える委員会が約5割と認可する側の理解は進んでいないようです。
育生種の選択においても課題を呈していますね。遮光率が高くても育つ作物を選択する発電所が多く見られるようです。
近隣のソーラーシェアリング施設でも、榊を植えています。知らない人が見れば、木の苗にようなものが植えてあるなあ、と見えるものの、作物と感じるのは難しいのかもしれません。
わたしが参加しているあつぎ市民発電所も遮光率は、約50%。出資を募って運営するので、バランスが難しい面もあると思います。作付け作物は、サツマイモですが、子供の頃、家でサツマイモの苗を遮光して育てていた覚えがあるので、遮光率が高くても育つ作物なんでしょうね。
ちなみにわたしが計画中のお家でソーラーシェアリング施設は、遮光率60%、イチジクを植える予定です。事情があって計画は保留中ですが、必ず実現しようと考えています。
以前の記事はこちら(おうちでソーラーシェアリング(構想編)その3)
バイブル、「ソーラーシェアリングのすすめ」(TAROの太陽光関連Bookレビュー その7)では、遮光率30%、多くても33%を推奨しています。小規模な施設だと、ある程度の発電量を確保するため、詰め込みがちになってしまうのは致し方ない事なのかもと推察します。
遮光率100%の施設もあるということで、こうなってしまうと通常の野立てと変わらなくなってしまいます。ダイカンドラや玉竜を栽培すると称して通常の野立てを設置してしまう輩が現れないことを祈るばかりです。
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