前年の実績を考慮し、事業計画の元となる各発電所のシュミレーションデータを見直すことにしました。
事業として運営していますので、計画と実績の差が小さくなる様にすることが安定経営の要と考えています。ただ太陽光発電事業は、お天道様の都合が発電量を左右する為、なるべく差異が小さくなる様にすることが狙いです。
国府発電所
国府発電所は前年同様、気象基礎データ「辻堂」、ロス率25%でシュミレートすることにしました。前年でシュミレーションを下回った月は、年間で4ヶ月。今年の実績によっては、ロス率を上げることを考えています。
20年間の事業指標は以下の通り。
・プロジェクトIRR:4.80%
・年平均利回り:2.77%
・投資回収期間:14年(FCFベース)
中井発電所
中井発電所は、気象基礎データ「小田原」は変更無。ロス率を25%から20%に引き下げました。前年は、シュミレーションを大きく上回る月が多かったため、ロス率を 20%に下げても対シュミレーション比で、大きく下振れすることは無いだろうと判断しました。
これにより年間発電量は、2018年のシュミレーションより、約7%増加、発電量にすると約2,250kWhプラスの計算になります。
20年間の事業指標は以下の通り。
・プロジェクトIRR:8.43%
・年平均利回り:5.13%
・投資回収期間:11年(FCFベース)
鬼越発電所
鬼越発電所は、現状の気象基礎データ「盛岡」では、冬季のシュミレーションとの乖離が大きいと判断し、より標高が高い「雫石」を気象基礎データのベースに変更することにしました。ロス率は、30%に据え置きです。
これにより年間発電量は、2018年のシュミレーションより、約5%低下、発電量にすると約3,600kWhマイナスの計算になります。
また基礎データを「雫石」に変更したことにより、1月の実績は、シュミレーション比、81.8%となり、より近似した値となりました。
20年間の事業指標は以下の通り。
・プロジェクトIRR:2.97%
・年平均利回り:1.87%
・投資回収期間:16年(FCFベース)
事業全体では・・
中井発電所のプラス分と鬼越発電所のマイナス分を差し引きすると、年間の金額ベースでは、約7万円のマイナスになります。月間にすれば、6,000円弱なので、少なく感じるかもしれませんが、仮に20年間、同じ収支だとすれば、140万にもなりますので、決して少ない数字ではありません。
今後は、変更後のシュミレーションデータで、発電量の実績も紹介していきたいと思います。
プロジェクトIRRの記事は、(発電所のプロジェクトIRRを計算する)を参照して下さい。
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