いつも読んでいる新聞から記事を紹介したいと思います。
梅干しを作る過程でできた調味廃液をバクテリアで分解し、発生したガスで発電機を回すという取り組み。廃液を再利用して発電を行い、処理コストの削減と新たな収益を創出を目指す。
引用先:https://mainichi.jp/articles/20180123/ddf/001/020/005000c
製造業では、3R活動に取り組んでいる企業も多いと思いますが、3つめのリサイクルを企業自身で取り組んでいる例は少ないと思います。
自分も仕事で行いましたが、リサイクルだとせいぜい廃棄物を細かく分別して業者さんに持っていってもらうくらい。
今回の取り組み、処理コストも下がって、発電の収益も見込め、環境負荷も低減できるとあれば、奮発して取り組むのもうなずけますね。
最近では、バイオエコノミーということばも聞かれます。
化石資源由来の製品を再生可能な生物由来の資源を使って置き換えようという考え方だそうです。
この分野でも先行しているのは欧州で、北欧のフィンランドは高い技術力を誇っているとのこと。世界各国では、バイオエコノミーを政策として推進する取り組みが始まっていますが、日本ではこの分野では端緒についたばかりの様です。
世界は、どんどんスピードアップして行きます。日本は大丈夫かな?
(3R:環境と経済が両立した循環型社会を形成していくための3つの取組の頭文字をとったもの。廃棄物の抑制(リデュース:Reduce)再使用(リユース:Reuse)再生利用(リサイクル:Recycle)の3つ)
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