借入金の償還表は、金融機関から紙の帳票として送られてくると思います。
政策金融公庫の場合、クラウド会計ソフトの連携機能で口座から取り込んだデータは、利息も含んだ、単一の仕訳となってしまうので、これを「元金返済」と「利息支払」に分け、複合仕訳として登録する必要があります。
仕訳の度に紙の償還表を出して、それを見ながら入力するのも面倒なので、電子データにしてパソコンに保存することを考えてみました。
帳票をスキャンし、OCRソフトで、Excelで読める形式にしてみます。
使用したスキャナーは、愛用のScanSnap S1500。食品包装ラップほどの大きさ。コンパクトのわりには、高機能で気に入っています。
OCRの認識率を高めるため、高解像度で取り込む設定にします。
スキャナに帳票を差し込み、読み取り開始。
読み取りが終わったら、連携するアプリを選択。今回は、読み取りデータをExcel形式に変換するアプリ(赤丸のアプリ)を選択。
変換は、A4サイズの償還表 2ページ で20秒ほど。意外と高速です。
変換が終わると自動的にExcelが起動し、変換したデータが表示されます。
公庫の償還表は、薄緑色のフォーマット用紙に個々の償還表を黒文字で印刷したもの。薄緑色部分はいまいちでしたが、肝心の償還表は黒文字なので、ほぼ完璧に取り込まれていました。
Excel形式なので、データのコピー&ペーストも簡単にできます。
多くの会計ソフトは、仕訳データをCSV形式で取り込むことができます。
次のステップでは、取り込んだデータを加工して、借入金の仕訳データとして使うことを考えてみたいと思います。
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