千葉市緑区大木戸に所在する高圧ソーラーシェアリング、アグリ・エナジー1号機の見学に行ってきました。クラウドファンディングで応援したプロジェクトのリターンとして提供されたものです。
プロジェクトについての記事は、こちら。
(続 クラウドファンディングでソーラーシェアリングを応援する)
楽しみにしていたソーラーシェアリング見学
わたしの都合で、先延ばしにして頂いていた見学ですが、雨上がりの4月15日、お時間を頂いて見学させてもらうことができました。
わたしの住んでいる大磯町の自宅からバスと電車を乗り継いで3時間ほど。最寄り駅の土気駅に到着。駅までは、千葉エコエネルギーの松尾氏が車で迎えにきてくれました。お手数感謝です。
車で10分、丘の上のソーラーシェアリング
現地までは、車で走ること10分ほど。丘上に広がる広大な農地の一角にアグリ・エナジー1号機は、アルミ色の支柱を輝かせて佇んでいました。
対応して頂いたのは、千葉エコエネルギーの松尾氏、かの有名な馬上氏。
氏のセミナーを聴講したことはありますが、間近でお話を伺うのは初めてです。物腰も柔らかく気さくな人柄なお人。
お忙しい中ありがとうございました。
高さのある頑丈なオリジナルアルミ架台は壮観
いままでもソーラーシェアリングの施設を見学したことはありますが、架台の形はどれ一つとして同じものはありませんでした。アグリ・エナジー1号機は今まで見学した施設より高さがありモジュールまでの高さは、4メートルほど。高さがあるので、周辺から内部を見ると非常に明るく感じます。高さはありますが、構造材が太いので、華奢な印象はありません。
高圧なのでキュービクルあり
高圧施設なので、敷地の端にキュービクルがあります。フェンスと防犯装置でしっかりとガードしてありました。
PCSは、SMA製
鮮やかなブルーの筐体のSMA製のPCS。大型の液晶モニタもついています。ブルーの部分は樹脂かと思いましたが、金属製でした。Bluetoothのインジケータもついていました、パソコンと通信でもできるのでしょうか・・馬上さんいわく国内では使えない機能もついているとのこと。
凝った造りですね。SMA製PCSの人気があるのも頷けます。
スクリュー杭との接続部もがっちり
架台の支柱を固定しているコの字プレートは、ボルト2本止め。締結部には補強の四角プレートが装備されています。沈下防止板も入れてあるということで徹底しています。
栽培作物は、ニンニク
分かりづらいですが、中央の畝と左側の畝では苗の間隔と畝の高さが異なります。ソーラーシェアリング下で、どのような栽培方法が適切か試行もしているとのこと。影は、お昼前の時間帯の状況です。
こちらは、中央の畝のクローズアップ。
穴あきの黒マルチを使ってマルチングがしてありますね。
調べてみるとマルチングのメリットは多岐に渡りますが、ソーラーシェアリングにおいては、高所からの雨だれによる作物の汚損を低減するという役割も担っているようですね。
短い時間でしたが・・
午前中の短い時間でしたが、設備を見学しながら松尾氏、馬上氏から色々なお話が聞け、有意義な時間を過ごせました。
帰りも松尾氏の運転で駅まで。お手数多謝。
わたしよりだいぶお若いとお見受けしましたが、メールの返信も丁寧で、優しい雰囲気の好漢。車中でもお話しましたが、農業に対する真摯な思いがひしひしと伝わってきました。
若い方がビジョンを語られるのだから、日本農業もまだまだこれからです。
今後もソーラーシェアリングへの取組みを微力ながら応援して行きます。
こちらは、以前のソーラーシェアリング施設の記事。ご参考まで・・
(全国ソーラーシェアリングサミット2018に行ってきました! その1)
(全国ソーラーシェアリングサミット2018に行ってきました! その2)
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