太陽光発電所における銅線ケーブル盗難は、ここ数年で顕在化してきた課題であり、ほぼ毎日、何らかの形で銅線ケーブル盗難の記事を目にします。
5月27日付で、NTTドコモビジネス株式会社とパナソニック コネクトグループが「太陽光発電所に次世代侵入検知ソリューションを導入」と題するプレスリリースを公表しています。
リリースによりますと、今回の取り組みでは ミリ波レーダー と PTZカメラ を組み合わせ、侵入者を検知すると自動追尾・ズーム撮影を行い、その映像をセキュアな通信経路で監視センターへ送信する仕組みが導入されたとのこと。
(リリース引用)
「ミリ波レーダーが侵入者を検知すると、PTZカメラが自動で追尾・ズーム撮影を行い、侵入者の映像をセキュアな通信経路で監視センターへ送信します。監視員は映像を即時確認できるため、警備員や警察への迅速かつ的確な情報提供が可能です。」
ミリ波レーダーは、夜間や雨・霧といった視界不良の状況でも検知が可能であり、1台で半径70mの半円状エリアをカバーするとのこと。
これにより、従来よりも少ないカメラ台数で広域を監視できる点が特徴のようです。
また、映像や検知データはエッジ側で制御・選別され、docomo business SIGN を介してセキュアに送信される仕組みが採用されているとのこと。
通信負荷やセキュリティ面の課題に対しても配慮された構成といえましょう。
太陽光発電所の防犯対策は、低圧・高圧を問わず、事業者にとっては頭の痛い問題であります。
当方のような低圧事業者にとっては、こうした大規模ソリューションをそのまま導入するのは現実的ではありませんが、技術の方向性としては非常に興味深いところです。
特に、昨今の 銅線ケーブル盗難 の増加や、この6月に全面施行される「金属盗対策法」を踏まえますと、今後はこうした高度な監視技術が、より一般化していく可能性もあるのではないかと思われます。
今回のような新技術の動向を注視しつつ、低圧事業者として現実的に取り入れられるものが出てくることを期待したいと思います。
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