先日は、九州での「使わない線路で太陽光発電」の取り組みをご紹介いたしましたが、 今回は、北海道での廃線跡地の利用です。
鉄道跡地は道路に転換する以外は、なかなか活用しづらかったところがありますが、 こうした新しい試みが広がっていって欲しいと思います。
11月22日付で、読売新聞が『日高線跡地に太陽光整備…エネオス系列社が整備、北電がJR北に売電』と題する記事を掲載しています。
記事によりますと、北海道電力は、2021年に廃線となったJR日高線の跡地を活用し、 太陽光発電事業を行うと発表しています。
年度内に稼働を始め、作られた電気はJR北海道が購入し、駅の運営や列車の運転用などに供給されるとのこと。
(記事引用)
太陽光発電所は『ENEOSリニューアブル・エナジー』(ERE、東京)が日高町と新ひだか町の廃線跡地に2か所整備し、北電が小売業者としてJR北へ売電する。
発電出力は計約3,980キロワット。
年間約710万キロワット時の発電量を想定しており、道内の一般家庭約2,600世帯分に相当する二酸化炭素排出量を削減できる見込みとのこと。
JRの廃線跡地の扱いは全国で課題となっている中、今回の試みは新たな選択肢として注目されそうです。
(記事引用)
廃線跡地という未活用の資産を再生可能エネルギーに転換し、その電力を公共インフラに使うことは社会的意義の高い取り組みになる。
鉄道跡地が、再生可能エネルギーの拠点へと転じる。
その電力が公共交通を支えるという構図は、地域にとっても、社会にとっても、大きな意味を持つように思われます。
低圧の太陽光を営む私たちにとっても、「未利用地の活用」という視点は、身近な土地の可能性を考える上で、示唆に富むものではないでしょうか。
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