先日の新聞掲載で、想定外に拡大するパーム油発電の問題点についての記事が取り上げられました。
パーム油を液体燃料としてディーゼル発電機を回し電力を得るバイオマス発電のひとつです。調べてみると以前から問題点を上げる声がありましたが、一般紙で報道されたのは、初めてではないでしょうか。わたしも、この記事を見て初めて知りました。
引用先:https://mainichi.jp/articles/20180221/ddm/013/040/020000c
太陽光と異なり、生物由来の有機性エネルギーを使うバイオマス発電の燃料源は色々です。
間伐材、廃油や生ゴミ等。これらを使うのなら再生利用というイメージも湧きますが、パーム油を輸入してディーゼル発電機を回すとなると、『燃料が化石燃料からパーム油に変わっただけで、今までと同じじゃね?』という素朴なギモンが湧きます。
温暖化対策やエネルギーの地産地消に結びつかないのであれば、他の再生可能エネルギーと同じ FIT制度で行うのは、無理があるような気がします。
どんな事でもそうですが、推進する側の立場の情報源には、都合の悪いことは書いていないもの。ネットで検索すれば、情報はいくらでも取れますが、普通は自分の興味があることしか調べないものですよね。
今回は残念な方の記事でしたが、一般の方が目を通す媒体で紹介されたことは、再生可能エネルギーの現状を知ってもらう上で、とても良いことだと考えます。
太陽光事業を行っていますが、他の再生可能エネルギーについても興味を持って調べ、見識を深めて行きたいと思います。
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