小田原市で開催された『全国ソーラーシェアリングサミット2018 in あしがら小田原大会』に行ってきましたので、レポートします。
午前中のソーラーシェアリング見学ツアーは、応募多数により抽選となりましたが、わたしは運良く、当選枠の60名に入れました。
小田原駅西口に集合し、チャーターされたマイクロバスに分乗し、出発。
コースはふたつに分かれていましたが、わたしは、ソーラーシェアリングを2ヶ所見学するコースを選択。ふたつとも『合同会社 小田原かなごてファーム』さん所有の施設です。
まず最初は、小田原駅から車で 20分。下曽我にある施設の見学。
スペックは以下の通り。
【小田原下曽我ソーラーシェアリング】
・パネル容量:15.12kW(Kyocera製)
・PCS容量 :11.80kW(Kyocera製)
・架台:メーカーオリジナル
・架台高:2.2m
・遮光率:25%
・方位角:真南
・作付作物:サツマイモ(有機栽培)
・16年11月竣工
【システム写真集】
こちらが全景。田んぼに畑、住宅や梅林が点在する地域です。
パネル下の様子。南北方向にサツマイモの畝があります。
栽培風景のクローズアップ。自然栽培なので、まわりには雑草がちらほらとあります。
架台のクローズアップ。材質はアルミにメッキ、ボルト類はステンレス。
竣工から1年半以上経過していますが、ピカピカの新品のようです。柱が交差する部分は、ひし形のプレートでガッチリ補強してありました。
支柱部分。スクリュー杭の深さは1.8メートル。
支柱部分のクローズアップ。杭の受けにコの字型プレートを設置。柱をコの字に入れ、貫通ボルトで固定してありした。
パネル裏。Kyocera製、型式は、KK270P-3CD3CDとあります。
大きさは一般的な野立てと同じサイズのようです。本パネルを56枚設置し 15.12kWの容量になります。
パワーコンディショナー。作物を踏むといけないので、変な角度からの撮影。京セラのロゴと品名『ECNOLINE RX』が見えます。
パワコン側面。
銘板によると品名は、エコノライン RX、型式は PVS-590。
定格出力 5.9kWとあります。本機を2台使用で、11.8kWの容量です。
【その他、所感など・・】
過積載率128%で、昨年の年間実績は、約18000kW。
シュミレーション比 153%。湘南電力に全量売電とのことです。
単純に比較できませんが、前年実績で、国府発電所はシュミレーション比 99.6%、中井発電所は135.6%なので、だいぶ成績が良かったようです。
羨ましいなあ・・。
施工費用は、約400万(負担金含む)。城南信用金庫より借入。
施工は、パスポート株式会社。負担金を含んだ金額としては、リーズナブルなのでしょうか。施工会社さんは、スーパーなどを手がける川崎の企業。
施工は、丁寧な作りで好感が持てました。
次回は、神奈川県初の稲作ソーラーシェアリングを紹介します。
つづきます。
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