未曾有の大災害となった東日本大震災から来月11日で8年になります。
福島第一原発も被災し、安全なはずだった発電所があっけなく崩れ去り、いまだに不便な生活を強いられている方々の事を心に止めねばなりません。
今回紹介する書籍は、2014年から3年間に渡り、東日本17都県において土壌の放射性物質をベクレルという単位で測定し、結果をビジュアルな形でまとめた書籍です。
『図説17都県 放射能測定マップ+読み解き集
みんなのデータサイト刊』
東日本17都県の都県別の放射性物質測定結果マップ、動植物や農作物への影響など、全200ページに渡り大判の本にフルカラーで紹介されています。放射能を知るためのコラムのページも設けられていて、理解を深めることができます。
8年の月日が経ちましたが、自衛隊機から撮影された大海原を進む津波の列線が脳裏に浮かびます。職場から徒歩での帰宅、計画停電、思いもよらぬ事態に困惑しました。
再生可能エネルギーの普及が進むきっかけともなった東日本大震災。時間が経過すると人々の記憶から薄れがちです。紹介した書籍を目を通すことにより、改めて震災について思いを馳せ考えを巡らす機会になればと思います。
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