ソーラーシェアリングでは、営農をどう継続するかがキモです。耕作放棄地で取り組む場合など苦心する点だと思います。
自分で行うという選択肢もゼロではありませんが、非農家が参入した場合の現実は判然としません。今回紹介する書籍は、非農家の方が取組んだ実際が赤裸々に語られています。ハードルの高さを感じられる1冊です。
『非農家出身者のための脱サラ就農の真実 ぴよぴよ百姓刊・著』
毎度で申し訳ないのですが、Kindle版電子書籍のみの販売です。
こういった希少な内容の書籍は、実際の出版ベースには乗らないと思うので、電子書籍という媒体で、手軽に安価で読めるようになったことは、とても良いことです。わたしは、紙の本も好きなので、電子書籍のみの本が増えたのは、ちょっと寂しい気もしますが。
文中に肥料や堆肥の匂いで苦情が来る話が出てきますが、住宅が近接した農地では、あるある話です。わたしが小学生の頃、お隣の1反ほどの広さの畑で、家畜飼料用のトウモロコシを栽培していました。
当時は、肥料として牛糞と藁を混ぜたものを使用していましたが、これがものすごい匂いなのです。畑の真ん中に人の背丈ほどの鉄板で直径3メートルほどの円形サイロを作ってそこに貯めていくのですが、ハエも寄ってくるし、風向きによっては、家の窓を閉めても臭ったので大変でした。
当時は、わたしの家も農家でしたし、周りも農家さんだったので苦情を言う人はいませんでしたが、次第に宅地化が進んで、苦情が出るようになりました。保健所に通報されたことも有り、栽培を止め、長らく放置されていましたが、今では宅地化され家が建っています。
話が脱線しましたが、畑と太陽光発電所は、ある意味似ている部分もあるので、参考に読んでみるのも良いかもしれませんね。
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