2016年10月8日に岩手県八幡平市にある国内初の地熱発電所、松川地熱発電所の運転開始50年を記念して、10月8日を「地熱発電の日」と制定したそうです。
年一回、シンポジウムを開催し、啓蒙を高めています。今年は8月に鹿児島で開催されました。
引用先:http://www.chinetsu-sympo.jp/
地熱発電は再エネの仲間ですが、太陽光や風力に比べれば目立たない存在です。火山大国の日本の地熱発電のポテンシャルが高いのですが、他の国に比べれば、導入は進んでいません。
2016年のデータで、ナンバーワンは、アメリカの設備容量約 3500MW。日本は、約500MW。同じ島国だとニュージーランドが、約900MWです。
名前の如く地熱利用なので、温泉などの観光資源の重なってしまうなど難しい面もあるようです。前掲の松川地熱発電所は、事前の地熱調査に10年もかけたという話です。見えない地下のことなので、こういった調査にも手間がかかるのですね。
地熱発電所は、東北地方や九州地方に多く、九州、大分県の九重町は、町内に3ヶ所の地熱発電所を擁し、町の電力自給率は、日本一だそうです。地熱発電で余った蒸気を農業利用するなど地域にも貢献しています。
地熱が利用できる立地であれば、エネルギーの地産地消や農業利用など地域貢献が行い易い発電システムなのかもしれませんね。
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