四国最大級の営農型太陽光発電所という事で、記事が紹介されています。
引用先:https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/040812113/?ST=nxt_thmdm_energytech&P=2
愛媛県松山市にある耕作放棄地に3.6MWのパネル出力を持つ発電所を開設とありますね。
作物は、樒(シキミ)という仏事に使われる小高木。小高木とは、樹高が5mを超える木で、10m未満のものを指すそうです。
栽培するときは、定植後2メートル程度の樹高になった木を高さ1メートル位の位置で切断し、伸びてきた新芽部分を採取するとのこと。
作物というと野菜や穀物を思い浮かべますが、こういった木に近いものもあるのですね。
遮光率は5割超えということで、写真から見ても一般的なソーラーシェアリングより大型のモジュールが使われています。
影が多い方が樒(シキミ)の品質がよくなるということですが、36円案件ということを考えれば、実際には発電重視の設計なのかなと思えます。
樒(シキミ)は、比較的軽作業でかつ通年栽培が可能という特性から耕作放棄地対策や農家の高齢化対策が期待されていて、お盆やお彼岸のときは大きな需要があるので、高品質のものを地域の特産品として栽培に力を入れているところもあるようですね。
試しにAmazonで検索してみましたが、思ったより良い値段がついていて驚きました。
遮光率が高くても作付けできる作物を選ぶ傾向については、懸念する向きもあります。ソーラーシェアリングの設備においても遮光率や作付け作物のしっかりとしたガイドラインの必要性を感じます。
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