おうちでソーラーシェアリングの施工を行うNシステムさんに今回採用する架台の実物を見学させて頂けるということで、休日を利用して案内してもらいました。
当方で採用するAN社製の耐風速60m/s架台を採用した設備です。
現場は神奈川県小田原市内。細くて急な農道を登り切った低い山の上に位置します。周りに茶畑や畑が点在しています。元々は、栗を栽培する果樹園だったところを伐採整地し設置した施設です。
設備は完成していますが、未連係です。営農計画としては設備の下で榊を周辺部で野菜を栽培予定とのこと。
基本スペックは以下の通り。
・パネル容量:70kW
・PCS容量 :49.5kW
・架台:AN社製
・架台高:2.1m
・遮光率:約70%
全景です。少し高い位置に1つ目のアレイ、一段下がった位置に二つ目のアレイが設置されています。かなりゴツい感じですが、耐風速34m/s架台より太い部材を採用しているためです。
基礎アップ。スクリュー杭の接続部分の円盤は、直径220ミリを採用。太い柱を受けるコの字型の受けも大きくなっています。
PCSは、オムロンAICOT。2つ目のアレイの側面に取り付けられています。真四角に近い形で、発電量のモニタ窓も無くスッキリしたデザインです。
隣のPCSとの離隔は3センチで良いとのこと。限れたスペースでPCSを設置する場合は、かなりのメリットになりますね。
遠隔監視装置は、SmartPVを使用しています。LANやRS485でPCSと接続するタイプなので、コンパクトで配線もスッキリしていますね。
PCSを更新する際には、監視システムも最新のものに更新した方が既存の監視システムの更新より良いような気がします。
モジュールは、こちらも当方設備で採用するLONGi LR4-60HPH-370Mを使用。架台上の角度10°のブラケットに桁を渡し、モジュール長手方向前後端を支えるように取り付けられています。
また近隣のNシステムさん施工のソーラーシェアリング設備も見学させて頂きました。こちらは次回紹介したいと思います。
以前の記事はこちらから
(おうちでソーラーシェアリング(番外編)その1)
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