最近、世間を騒がせている、「太陽光発電の点検商法」。
この、太陽光発電設備の点検をめぐって、少し気になる報道がありました。
RSK山陽放送ニュースに、7月14日付で『「太陽光発電の点検に来る」チラシには「資源エネルギー庁」と記載… 国の指定を装う業者に注意』と題する記事が掲載されています。
興味深い記事ですので、是非原文をお読みいただきたいのではありますが、記事によりますと、資源エネルギー庁を騙る業者が、太陽光発電の点検を名目に、「近日中に点検に伺う」といった内容のチラシを配布していたとのこと。
そのチラシには、資源エネルギー庁のロゴが掲載されており、あたかも国の指定業者であるかのような印象を与える内容だったそうです。
実際に相談が寄せられたのは、九州地方。
資源エネルギー庁が確認したところ、そのチラシは同庁が発出したものではなく、「特定の事業者を指定することはない」との立場を改めて示しています。
今回の事案については、業者に対して抗議と厳重注意が行われ、「今後はしません」との回答があったとのこと。
また、昨年には三重県玉城町でも、「維持管理に違反がある」といった警告文がポストに投函される事案があり、こちらは資源エネルギー庁が警察に刑事告訴を行ったとのことです。
当方としても、「点検に来る」「国の制度です」といった言葉には、つい反応してしまいそうになるところですが、こうした事案が報道されると、改めて慎重にならざるを得ません。
太陽光発電設備の点検は、基本的に事業者が自ら業者を選定して行うものであり、資源エネルギー庁が特定の業者を指定することはない、この点は、しっかりと認識しておきたいところです。
なお、記事では、「経済産業省」や「資源エネルギー庁」をかたる業者から話があった場合、 最寄りの窓口に相談してほしいと呼びかけています。
我々発電事業者としても、 こうした「制度を装った案内」には、引き続き注意が必要です。
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