夏の名残りで、部屋の中がまだまだムッとするような日が続きます。
そんなときに机に向かってもどうにも集中が続かない、という経験をされた方も、少なくないのではないでしょうか。
昔から「涼しいと集中しやすい」とよく言われますが、実際に研究でも「室温がやや低いと作業効率が上がる」という結果が報告されています。
逆に部屋の温度が高くなればなるほど、快適に感じていたとしても、頭の働きや処理能力が落ちてしまうことがわかっており、25℃を超えるあたりから徐々に能率が下がっていくというデータもあるようです。
では、空調服は勉強に効くのか?
ここで思いつくのが「空調服」です。
これまで何度か話題にさせていただいている、あのファン付きの作業着です。
普段は現場作業などで着用しますが、最近では静音タイプも登場しているため、屋外だけでなく室内でも使えなくはないのです。
ポジティブに考えられる点としては、服の中に風が通ることで汗が蒸発しやすくなり、体にこもった熱を効率よく逃がせるため、蒸し暑さがやわらぎ、その分だけ頭がスッキリして集中力が保ちやすくなる可能性がある、ということが挙げられます。
実際に「体を冷やすと集中が持続する」という報告もあるので、まったく根拠のない話ではありません。
一方で、注意すべき点もあります。
ファンの音が気になってしまう人にとってはむしろ勉強の妨げになるかもしれませんし、風が顔や首筋に直接当たると、乾燥や目の違和感につながる可能性もあります。
また、部屋自体がすでに25℃前後で快適な場合には、あえて空調服を持ち出す必要はないかもしれません。
効果が期待できる条件
やはり効果が出やすいのは、室温が26〜28℃くらいで少し蒸し暑く感じるときであり、静音タイプの空調服を弱めの風量で長めに使いながら、読書や資格試験の問題集などのじっくり取り組む勉強をするときではないでしょうか。
逆に、リスニング学習や、静寂を重視する作業とは、相性が良くない可能性も考えられます。
まとめ
人間は暑いと、それだけで頭の処理能力が落ちてしまいます。
ですので、「暑さをどうにかする」こと自体が、集中力アップにつながると考えられます。
空調服はその一つの方法。
もちろん、まずはエアコンや除湿で部屋を快適にするのが基本ですが、環境や条件によっては「意外と使えるアイテム」になるかもしれません。
勉強机に向かって空調服。
ちょっと変わった試みではありますが、思いのほか効果を感じられる方も、きっと少なくないのではないでしょうか。
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