まもなく、11月も終わり。
冬の足音が近づくと、パネルの上に積もる雪の重みが、気にかかってまいります。
そんな折、太陽光発電所における「積雪事故」に関する注意喚起が、NITEより発表されています。
11月20日付で、NITE(製品評価技術基盤機構)が『太陽電池発電所での氷雪事故、9割以上が豪雪地帯で発生 ~雪が積もる前に備えを!~』と題する注意喚起を掲載しています。
資料によりますと、2020年度から2024年度までの間に、太陽光発電所で62件の電気事故が発生。
そのうち9割以上が豪雪地帯で起きているとのことです。
(記事引用)
特に、積雪による太陽電池モジュールや架台の破損事故が多く発生しています。
具体的な事例としては、
・大量の降雪によるモジュールの埋没・破損
・屋根下の積雪と連結して架台が倒壊
・急激な積雪で設計荷重を超え、架台が破損
・強風と大雪が重なり、架台全体が倒壊
などが報告されているとのことです。
実際、当方も、積雪によりパネルや架台が損傷したケースがあり、雪害は大きな被害に繋がることがあります。
NITEは、事故リスクを低減するために、「雪が降る前からの準備」を強調しています。 例えば、
除雪計画を事前に策定すること
保安業務担当者と積雪対策について協議しておくこと
架台設計時に地域ごとの想定積雪量を正しく計算すること
点検で金具やボルトの緩みを確認すること
こうした積み重ねが、急な積雪にも迅速な対応を可能にするとしています。
雪国でなくとも、突発的な大雪や吹き溜まりによる事故は発生しています。
低圧の太陽光を営む私たちにとっても、「雪が降る前に備える」という視点は、冬季の安全運転に欠かせないものです。
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