夜が長くなるこの季節。
私たちの発電所も、冬支度を進めているところです。
しかし、そんな「日常の準備」とは別に、社会の中でじわりと広がる不安が報じられています。
11月21日付で、テレビ新潟が『【特集】狙われる“金属” 買い取り業者の逮捕も…金属窃盗の実態とは《新潟》』と題する記事を掲載しています。
記事によりますと、新潟県内では小学校の銅像や太陽光発電所の銅線ケーブルなど、金属が盗まれる被害が相次いでいるとのこと。
11月には、新発田市で盗まれた銅線ケーブルを買い取ったとして、買い取り業者も逮捕されたとのことです。
(記事引用)
被害にあったのは、胎内市にある民間の太陽光発電所。
ことし5月銅線ケーブルおよそ2トンが盗まれました。
窃盗グループは群馬から車で乗り込み、見張り役や切断役など役割分担をして銅線を積み込み、その後も新発田市の発電施設で同様の犯行を重ねたとされています。
裁判では「一日の報酬として10万円程度受け取った」との供述もあったとのこと。
さらに、銅の価格高騰を背景に、金属窃盗の認知件数は2020年から5倍に増加。
今年9月時点で140件に達しているとのことです。
太陽光発電所だけでなく、銅像やエアコン室外機なども狙われ、被害総額が数千万円規模に及ぶケースも報じられています。
こうした事態を受け、「金属盗対策法」が成立。
ケーブルカッターなどの工具を正当な理由なく所持することが禁止され、金属買い取り業者には警察への届け出や本人確認、帳簿記載が義務化されることは、ご承知のことかと思います。
今回のこの特集記事は、非常によくまとまっている特集ですので、是非、当該記事の原文をお読みいただきたいのではありますが、
低圧の太陽光発電を営む私たちにとっても、銅線ケーブルの盗難は決して他人事ではなく、 「防犯体制の見直し」や「施工方法の工夫」が、求められているように思われます。
一番有効なのは、設計時点での対処でありましょうが、事後的には、例えば、ケーブルの埋設や、センサーライト・監視カメラの設置、さらには地域との情報共有など、小さな積み重ねが大きな抑止につながるのではないでしょうか。
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