シュミレーションについて考える

(カテゴリ: 太陽光発電システム関連記録, 雑記録)

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今年もあと3ヶ月。そろそろ今年の決算の見通しを立てる意味で、発電量のデータをまとめています。融資を受ける際に既設の発電所の実績データを求められる場合もあるので、年ごとにキッチリまとめておいた方が得策です。

発電量データを集計する時、対シュミレーション比で、どうだったかをまとめることが多いと思います。NEDOの平均日射量にシステム容量と日数を掛けて、そこに損失係数(ロス率)を掛け、シュミレーション値を算出し、実績と比較する手法です。

わたしもこれを採用していますが、事業を開始してから3年、シュミレーションとのズレを感じています。

昨年5月は、天候が非常に悪くて、発電量が伸びませんでしたが、今年の7月は、梅雨がとんでもなく短く今期最高の発電量を記録するなど、気象条件の変化による変動が大きいように思えます。

そこで思いついたのが、年変動を加味した、とんでもシュミレーション。
NEDOのデータベースで、いつも押す、『角度指定』のラジオボタンの横に『年変動』というボタンがあります。
これをポチッとすると出るのが下の画像。神奈川県辻堂のデータです。

sc-nedo-nenhendou

水平面のデータですが、7月など最大値が『6.42』最初値が『3.45』と倍近い差があります。

sc-nedo-hyou

 


これを平均値からの倍率に直すと『138.4%』『74.4%』
これを係数にして、国府発電所の設置角10°の時の平均日射量『4.62』に掛けてみます。
そうすると、最大値『6.39』最小値『3.44』

これを元に国府発電所の7月予測発電量をロス率 30%で計算すると・・

最大値:4112.7kWh〜最小値:2214.1kWh

平均値:2973.5kWh

7月の実発電量は、3429.7kWhなので、最大・最小の中央値、 3163.4kWhより上の値となり、どちらかというと上振れしたと推測。


という訳で、年によって結構な変動が出る可能性がある?という結果です。

今後、温暖化が進めば、平均日射量や最大値や最小値も変化してくることは想像に難しくありません。
過去のデータからの推察ですが、結構上振れ、下振れする、ということが分かっていれば、今後のシュミレーションに役立つのではないかと思います。
以上、参考にならない(汗)とんでもシュミレーションでした。

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