7月10日に国府発電所にてBルートサービス発電量データ欠損の欠損が発生しました。代理店の方に色々とお手数をかけてしまいましたが、わたしの方でもある程度解析ができるように技術資料を送付してもらいました。
生ログデータの取得方法も教えて頂いたので、こちらにもチャレンジしてみたいと思います。
前回の記事は、こちら(Bルートサービス、発電量データ欠損 その2)
今回送付して頂いたのは、
「IIJスマートメーター Bルート活用サービス サービス詳細資料Ver.2.0」
60ページほどのマニュアルでPDFで送付して頂きました。技術資料なので、システムのAPIなど通常の運用では使わない事項も含まれています。
生ログを取得するには、APIがわからないと取得できないため、こちらの資料も頂いた由。技術資料で転載はできないので、中身を紹介できないのは残念・・。
生ログ取得にはコマンドラインツールが必要
生ログの取得は、「curl」というコマンドラインツールを使います。
「curl」は、URLを使ったデータの送受信コマンドで、UNIX系のOSに実装されています。わたしの使っているMacOS Xにも装備されていました。
URLを使ってデータをやりとりするので、ネットワークにつながっている必要があります。下の画像は、OS Xのターミナル bashから「curl」を使って横浜市の天気予報を表示したところ。
テキストを使ってビジュアルに見えるように工夫されていて、わたしの様なパソコン通信世代の人間には懐かしい表示です。
生ログ取得の実際
生ログの取得は、curl -Gコマンドを用いて行います。代理店の方にご教示して頂いた方法と技術資料を参考にターミナルよりコマンドを打ち込みます。コマンドには、Bルートサービスのユーザー情報を入力する必要があるので、詳細は省略(泣)
コマンドが正常に実行されると生ログが入ったテキストファイルが生成されます。任意の年、月、日を引数として指定でき、出力するファイル名も任意の名前を指定できます。
今回は、トラブルがあった2019年7月10日の日付で、ファイル名は、test.txtを指定。コマンドが正常に実行されるとダウンロード結果が表示され、コマンドプロンプトに戻ります。
ファイルはMacの場合、ユーザーフォルダに保存されます。
ファイルをテキストエディタで開いてみます。
画面中央に「0.0」の文字列が見えますが、ここがデータが欠損した時間帯の発電量部分。データが補完されていないことから、トラブル当日の生ログが正常にダウンロードされたことが確認できました。
次回、データ欠損が発生した時は、この手順で生ログを取得し、代理店さん経由でIIJに送付すれば解析の手間が少なくなります。欠損は無いことが理想ですが、生ログデータを提供することで、アプリケーションの改良に繋がるかもしれません。今後何か役に立てることができれば嬉しいですね。
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