全国ソーラーシェアリングサミット2019 in 柏に参加しました

先日、千葉県柏市のアミュゼ柏プラザホールで開催された「全国ソーラーシェアリングサミット2019 in 柏」に参加しましたので、所感など紹介したいと思います。

神奈川県から千葉県は結構遠く、昨年の小田原開催は、近所だったので良かったのですが、今回は、電車を乗り継いで2時間かけて行ってきました。

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主催者である柏環境ステーションの青木氏、柏市長の秋山氏より開会の挨拶のあと早速講演開始。


まずは、神奈川県小田原市で蒲鉾店を経営する鈴木氏より「エネルギーから経済を考える」と題してお話がありました。

冒頭、1950年代、相模湾で大きな漁獲量があり近年ほとんど穫れなくなったブリ。その理由は人間の営みによる環境変化によるものなのですが、わずか半世紀の間に劇的に変化してしまうこともあるという例を出され、環境と経済、相反するものをどう整合していくか、その解決策のひとつとして、エネルギーの地産地消を挙げられていました。

コンセントの向こう側になにがあるのか? 震災以降に真剣に考えるようになった、というお言葉が印象に残りました。


午前最後の講演は、千葉大学 倉坂氏。
「ソーラーシェアリング( 営農型太陽 光発電) を巡る政策と課題」と題して、全国の農業委員会から得たアンケート結果を元に現在の状況、問題点などを解説して頂きました。

導入においては、入り口において農業委員会の懸念がある状況下、いまだに発電ありきの設備が見受けられ、農業問題の課題解決に資するものなのか?という点が大きな疑念となっていて、ソーラーシェアリングの制度そのものを廃止すべきという意見もあったとのことです。


お昼休みの後は、ポスターセッション。こちらはセッション用に貼り出された資料の様子。

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午後第二弾は、シンポジウムセッション。
開始前に城南信用金庫顧問、吉原氏よりご挨拶のあと第一部開始。

初めに千葉エコ・エネルギーの馬上氏より、ソーラーシェアリングの国際的な事例についてお話がありました。
国策としてソーラーシェアリングの導入を進めている韓国の事例、中国では、すでに700万kW以上導入されていること、ドイツでも試験プラントを設置し、栽培している野菜の栄養価まで研究していて、関心の高まりを見せているというお話を伺いました。

その後、質疑応答。
農事気象学など初めて聞く言葉も飛び出し、とても参考になりました。


残念ながらセッション第二部は、所要があって不参加(泣)
こちらは、頂いた資料の一部。
倉坂氏の講演では、資料の配布が間に合わなくて、プロジェクターに投影されたQRコードを読み込んで資料データを提供するという離れ業も行われました。パソコンを持ち込んでいたので、スマホ経由で首尾よく資料データをゲットすることができました。

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皆さんのお話を聞く限り、まだまだソーラーシェアリングへの理解は遅々として進まず、道半ばの印象を受けました。

農業委員会のソーラーシェアリングに対する懐疑的な見方は深刻。今後、太陽光の導入量を増やすには、農地の活用が不可欠ですから、懸念を払拭するための施策にどう取り組んで行くかが、大きな課題と感じました。

途中での退室となりましたが、お話を聞けて参考、勉強になりました。今年は、昨年の小田原開催より少しコンパクトな開催となりましたが、来年以降もできるかぎり参加したいと思います。

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