先日、行われた「全国ソーラーシェアリングサミット2019 in 柏」で見えた営農型太陽光の課題について考察された記事が掲載されました。午後のシンポジウムセッションに登壇した馬上氏の考察記事です。
引用先:https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1910/18/news027.html
9月に開催され、私も参加しましたが、非常に有意義なサミットでした。
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(全国ソーラーシェアリングサミット2019 in 柏に参加しました)
ソーラーシェアリングは農業経営の安定化を図る手段なのですが、実際には、発電事業が優先された設備が横行し、不信感を招いている中で、どうやって営農を伴った施設を普及させていくかが課題となっています。
サミットの中でも、ソーラーシェアリングは投資効率が悪い、という意見もありましたが、本質を理解していない発言と言えるでしょう。
記事中、馬上氏は、「ソーラーシェアリングをきっかけに農業事業への参入を果たすくらいの気概が必要」と述べられていますが、千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機にて農業経営に携わる氏らしい言葉だと思います。
わたしも現地で見学されてもらいましたが、毎日、様々な手入れが必要で従事されている方の苦労を目の当たりにしました。
(アグリ・エナジー1号機の見学に行ってきました)
ただ、農業に新規算入するハードルが高いのも事実、以下はお隣平塚市の農業委員会が示した、新規就農者に対する農家資格認定に関する要綱の抜粋。一般の方が取り組むにはかなり厳しい条件です。営農を継続してもらわなければ、意味がないので、要件が厳しくなるのは仕方ないのかもしれません。
就農へのハードルを下げる取組みというものもソーラーシェアリングの普及に必要になってくるのではないかと感じました。
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