かなり久々のBook レビューです。今回紹介するのは、園芸書?。経済アナリストの森永卓郎氏の著書です。
『森永卓郎の「マイクロ農業」のすすめ 森永卓郎/農文協刊』
著者の実践する家庭菜園より少しだけ本格的な「マイクロ農業」のお話。
なぜ今、「マイクロ農業」なのかを資本主義経済、農業問題、自然災害と絡めて効能を紹介しています。
実体験と経済アナリストの知識を組み合わせた文章は秀逸で楽しく拝読。
ソーラーシェアリングについても「営農ソーラー」として紹介。
短い文章ですが、ソーラーシェアリングのメリット、売電収入をベースにしてより高付加価値の農業へチャレンジすることで、色々な可能性を模索できるのでは、と問うています。
私が心を動かされたのは、『小規模分散』という言葉。公庫融資で分譲案件を導入することにもチャレンジしましたが、基本的には近隣の土地を借りて小規模に設置するという方向性で行ってきました。
単価が下がって小規模なものはコスト的に見合わなくなってしまいましたが、それならばと挑戦したのが、小規模ソーラーシェアリング。
当方の圃場はわずかに0.1アール。栽培実験も端緒についたばかり。
発電施設も10kW以下ですが、このマイクロ農地とマイクロソーラーの組み合わせも小さな可能性を秘めているんだ、という事を認識し、大事にやって行こうと思わせてくれた一冊でした。
以前の記事にご興味のある方はこちら、
(TAROの太陽光関連Bookレビュー その22)
コメントを残す