あつぎ市民発電所、一番目の設備となるソーラシェアリング施設の進捗状況説明会に行ってきました。
私もわずかながら出資をしているので、ぜひ参加せねばと行ってきた次第。
開催場所は、神奈川県県央の主要都市、厚木市にある厚木南公民館。小田急線の本厚木駅から徒歩圏内です。
公共施設で駐車場は少ないだろうと思い、近隣で小田急線の駅がある秦野駅まで車で出て、そこから小田急線で本厚木駅まで行きました。神奈川県西部は、南北方向に鉄道が少ないので車やバスでの移動となり意外と面倒です。
休日の早朝、公民館の2階集会室で行われた報告会は50名ほどの方が集まりました。報告は、理事長の遠藤氏自らマイクを握り、プロジェクターに映したプレゼン資料を見ながらの説明となりました。
概要の大きなものとしては、モジュールの変更により、1月に事業認定の再申請を行ったこと、土地が埋蔵文化財包蔵地に該当し、調査が必要になったこと、基金が目標の半分になり、不足分を借入金にて行うこと、などの説明がありました。
現時点での発電所の稼働は、今年11月〜12月めどとなって、当初の予定より半年遅れることが報告されました。
設備の確定事項として
・パネル容量:28.8kW(ルクサソーラー製120Wモジュール/240枚)
・PCS容量 :19.8kW(SMA製9.9kW/2台)
・遮光率:49.8%
・作付作物:サツマイモ
が報告されました。
過積載仕様ですね。規模としては、国府発電所とほぼ同等です。国府発電所は影の影響が大きいので、日当たりの良い農地の発電所とどの程度の差が出るのか興味があるところです。
ソーラーシェアリングの市民発電所ということで、通常の野立てでも手間取ることもあるのに、さらに輪をかけて手続きが煩雑になるのは、致し方ないことだと思います。
モジュールも通常タイプの生産が優先され、需要の少ないソーラーシェアリング用のスリムタイプモジュールは後回しにされているとのことで部材の調達も一筋縄ではいきません。
再生可能エネルギーも認知度が高まったとは言え、基金の出資額が目標の半分にとどまるなど浸透は浅いような気がします。太陽光ビジネスとして経済的な側面が強調されがちですが、もっと環境的な側面からのアプローチがあった方が良いのかな・・と素人なりに考えてしまいますが・・。
今回の報告会で、問題に対処し、しっかりと運営がなされていてことが分かり良かったです。稼働までの道のりは平坦ではありませんが、これからもできる限り応援したいと思います。
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