昨日は神奈川県西部でも雪が降り積もる予報でしたが、夕方頃に少し降っただけで、積もることも無く影響は少なくて済みました。
前回の記事(監視カメラで時系列で見る、今日の中井発電所)では、遠隔監視カメラによる目視での状況確認でしたが、電力監視システム側から見るとどんな感じになるのか、見てみました。
こちらは、国府発電所に装備している『IIJ Bルート活用サービス』システムの昨日の時間別電力量グラフ。
『IIJ Bルート活用サービス』は、グラフが30分毎なので、なめらかなグラフになるのが利点です。
昨日のグラフを見ると 12:30にグラフがピークに達しています。
この時間帯の値は8.5kWhを示しています。この値は、晴れていないと出ない値なので、昼頃に晴れ間が出たと推測でき、昨日目視で確認した天気の状況と一致します。
また 14:30に値がガクンと下がっていますが、この頃に空が暗くなり雪が舞い始めました。晴れた日ですと、14:00から 14:30のグラフの落差はこれほど急では無いので、天気が急変したと見て取れます。
こちらは、日別のピーク電力値グラフ。2月9日は、20000W付近を示していますが、日差しがでないとこの値はでません。
終日天気が優れないと2月6日のように 5000Wを下回ることが多いので、これからも 9日に日差しが有ったことを推測できます。
参考に天候が良い日はこんな感じ。よく見ける山形のグラフになります。良かった日のグラフと比較することも変化を検知するひとつの手段だと思います。時間の下側にお天気アイコンが表示されています。これも天気の概要を知る参考になります。
IIJ Bルート活用サービスは、スマートメーターの電力量を読み取るシステムなので、パワコンやストリングの監視といった玄人向けの機能は装備していませんが、そうった機能が無くてもある程度状況を推察できます。素人向けには使いやすいものに仕上がっていると思います。
目視での状況監視が一番だとは思いますが、電力監視システムのみでも状況を推察できることが検証できて良かったです。
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