今後課題となるであろう、使用済みの太陽光パネル。
一番良い方法は、やはり再利用(リユース)ではないでしょうか。
他の方もブログにされていますが、福岡県で使用済みの太陽光パネルを再利用(リユース)し発電する実証実験が始まっています。
(日経新聞2月13付「福岡県、太陽光パネルのリユース実験 発電効率を検証」)
将来的な太陽光パネル廃棄量の増加が見込まれる中、リユースパネルの発電効率やコストなどを検証し、リユース促進につなげたい考えだ。
とあり、具体的にどのようなことをやっているか、簡単に調べてみました。
2月8日付「福岡県の記者発表資料」によりますと、発電実証の概要は、
・設置場所:(大川市の家具メーカー 註:資料では実名)
・発電目的:設置場所での自家消費(PPA契約)
・設置枚数:67枚 ※5~10年間使用したパネルを再利用
・パネル出力:計16.1kW(住宅約4軒分の発電量に相当)
とのこと。
ここだけ見ますと、「比較的新しいパネル」で「規模も小さい」ため、特筆性に欠けるようにも見えますが、むしろ重要なのは資料にもあります通り、
太陽光パネルリユースモデル事業の実施スキーム
太陽光パネルリユースの事業化を目指す関係事業者らと共に、パネルの診断・運搬・発電の各工程での課題を整理し、一連の実証を行って、リユースモデルの構築を目指す。
でありまして、排出事業者・リサイクル事業者・(リユース)発電事業者をつなぐ、モデルの構築にあるようです。
今後リユースを進めて行くにあたり、素朴に「ややこしい」と思える部分は、同一仕様のパネル(特に寸法)の入手にあるかと思うのでありますが、規格の混在も今回の実証内容に含まれるそうです。
ともあれ、使用済み太陽光パネルが「有価物」として市場に流通することを、強く期待したいところであります。
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