出力制御。
太陽光発電をやっていると、どうしても気になる言葉です。
発電できるのに、止められる。
当方のような事業者にとっては、収入減に直結する深刻な事態ですし、何よりせっかく発電された電気が捨てられるというのは、純粋にもったいない話です。
そんな中、6月23日付でASCII.jpに 「データセンターの消費電力に“余剰再エネ活用” NTT西やQTnetらが実証実験」と題する記事が掲載されています。
記事によりますと、 NTT西日本・QTnet・NTTの3社が、再エネの“余剰”を活用する実証実験をおこなったそうです。
大阪と福岡のデータセンターを高速ネットワークでつなぎ、 再エネが余っている地域に、処理を移すという仕組み。
つまり、「今、福岡の太陽光が余ってるから、そっちでAIの処理をやろう」というようなことを、自動で判断して、処理を移動させるという試みです。
実際に、令和5年3月15日の出力抑制データを使って検証したところ、再エネの利用率が最大31%向上したとのこと。
全国では年間約19億kWh、九州だけでも12.9億kWhの再エネが出力制御されているそうで、その一部でも活かされるなら、発電する側としても、非常に嬉しい話です。
出力制御の対象となる電力が、誰かの役に立っているというのは、 少しだけ救われるような気もします。
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