新聞コラムの紹介です。
見出しの『東南アジアの蓄電池』を見て、「おっ!」新型の蓄電池の話か?・・と思いましたが、さにあらず。
自国の電力を100%水力発電でまかない、余剰電力を近隣の東南アジア諸国に売電する、ラオスという国のお話です。
https://mainichi.jp/articles/20180302/ddm/003/070/064000c
記事で紹介されているナムグムダムは、1971年に日本やカナダなどの支援により建設されたダムだそうで、年間の発電量は9億6000万kWh。ダムの設営でできた人口湖を船で一周すると3時間。どれだけ巨大なんでしょう。
ラオスは、このナムグムダムを代表するダム群から生み出される電力の約8割を国外に輸出していることから、東南アジアの蓄電池と呼ばれるようになったと記されています。
日本でも小水力発電で地域振興を目指している地域があります。ラオスが長い時間をかけて実現した100%水力発電。いずれ日本でも小水力で100%電力をまかなえる地域がでてくるかもしれません。
くだんの送電線容量の問題で、小水力発電のプロジェクトが遅延しているところもあると聞きます。コネクト・アンド・マネージのような柔軟な運用方法が早く適用されて、小水力に限らず再エネ全体がスムーズに進むようになると良いのですが・・。
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